フィルムカメラ専門店パピオカメラです。
この記事では、
FUJICA DATE の基本的な使い方を紹介します。
フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。
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*この記事について*
始めてフィルムカメラ・マニュアルフォーカスカメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。
・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。
・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。
・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。
FUJICA DATEの使い方♪
1:電池を入れる
現在入手困難な水銀電池使用のカメラなので、代替電池を使用します。
今回は自作のアダプター&アルミホイルでかさまししたものを入れます。
電池はSR44かLR44。電池の向きは注意してください。アルミホイル側が+になるようにして電池とホイルをゴムチューブに入れています。チューブでなくてもビニールテープなどで巻いても可能。
片側に直列に二個入れて、片側にアルミホイルを詰めるというやり方もあるようです。
※作成の際は自己責任でお願いいたします。
(気になるようでしたら、NR52のアダプターを別途他サイトにてご購入いただきご使用ください。アダプターを付けると、SR44かLR44をこのカメラに使用可能な大きさに変えられます。)
2:フィルムを入れる
35mmフィルムを入れます。
(一部別のカメラの写真を使用して説明していますが、装填方法は同様です)
巻き上げ出来ない時はシャッターを切ってから試してみてください。
フィルムカウンターが1になるまで、「巻き上げ⇒シャッターを切る」を繰り返します。
3:感度をセットする
フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。
4:撮影
巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。
(一部別のカメラの写真を使用して説明していますが、撮影方法は同様です)
右に回りきるまで。
巻きあがらない時は、すでに巻き上がっているかもしれませんので、下のピント合わせ→シャッターを押すをしてみます。
★ピント合わせ
ピントリングを回して、ピントを合わします。
絞り環はA(AUTO)にセットすると、露出(明るさ)は自動になります。
(A以外だとシャッタースピードは定速1/30秒です)
↓
目で見て撮りたいものまでの距離を判断し、ピントを合わせます。
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★距離合わせのこつ★
・屋外のスナップ撮影(広い範囲をぱしゃっと撮るとき)
3mに合わせておくと、ピントが合いやすいです。
慣れるまでは、ピント合わせに失敗することもあるかもしれませんが、ピントが合っていなくて逆に面白い写真が撮れることも!?
シャッターを押します。
次の撮影も、巻き上げノブでフィルムを巻き上げ→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。
MF(マニュアルフォーカス)に慣れていない間は、ピント合わせを忘れがちなので注意!
5:フィルムの巻き戻し・取り出し
(一部別のカメラの写真を使用して説明していますが、撮影方法は同様です)
フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)
フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、
フィルムを巻き戻していきます。
巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。
フィルムを取り出し、その後しばらく撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。
また、半年くらいたってくると、電池が消耗されメーターの精度が悪くなってくるので、電池交換をしましょう。
6:日付の設定・写し込み
フラップ内のダイヤルをくるくる回して、日付を設定します。
「年」は2020年対応していないですが、「年」をくるくる回すと「年」だけ消える瞬間があります。そうすれば、「月」と「日」だけの表示にすることが可能です。
・ 日付の写し込み
電源ONにすると日付の写し込みができます。
最後に
この記事では、FUJICA DATE の使い方を紹介しました。
フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。もしミスがありましたら、ご連絡いただけると幸いです。