CANONのフィルムコンパクトカメラ、AUTOBOY 155の使い方について、説明します☆
小さくて軽くて、ライトブルーのワンポイントがかわいいカメラ♪
CANON AUTOBOY 155 使い方♪
各種ダイヤル・ボタンの説明
※すべてのボタンや機能についての解説は書ききれないので、一部の機能を簡単に紹介します。
■カメラ背面のボタン・ダイヤルについて
左上から、反時計回りに。
★緑ランプ・赤ランプ
ピントが合っているか、フラッシュがつくかなどの確認用。詳しくは撮影の項目で説明します。
★視度調節ダイヤル
ファインダーを見えやすくするようにできます。ファインダーをのぞきながらダイヤルを回し、一番見えやすいところに設定してください。
★フラッシュボタン
フラッシュをつけたり消したりするときに使います。
フラッシュボタンについて、詳しくは こちら
★モードボタン
DATE機能やキャプション機能を使うときに使用します。
・DATE機能--
写真に日付を写し込みたいときに使います。
日付の入れ方は こちら
また、日付や時刻を設定するときに使います。
日付や時刻を設定は こちら
・キャプション機能--
写真にメッセージを写し込みたいときに使います。
キャプションの入れ方は こちら
★中央一点AF
中央のみでピントを合わせたいときに使用します。
ボタンを押して液晶に中央一点AFマーク(□の中に・があるマーク)が表示されたら、中央一点AFモードとなります。
★途中巻き戻しボタン
基本は使いません。フィルムを途中で巻き戻すときに使います。
★ベストショットダイヤル
いろんな撮影モードを選択できます。
ベストショットダイヤルについて、詳しくは こちら
★ズームボタン(SETボタン)
撮りたいものが大きく撮れたり、小さく撮れたりします!
また、日付や時刻を設定するときに使います。
■カメラ上部のボタン
★セルフタイマーボタン(シャッターボタンの横の小さいボタン)
セルフタイマーボタンを押した後、シャッターボタンを押す(もしくはリモコンをカメラに向けて押す)と、10秒後にシャッターが切れます。
★シャッター
撮影時に使用します。
■ベストショットダイヤルについて
AUTO--
自動撮影モードです。基本はこのモードで撮影すればOK!
OFF--
撮影後は必ずOFFにセット
PERSONAL--
お好みの機能を設定できます。ダイヤルをセット後、お好みのモード(ストロボOFFなどのストロボモード、AFモード、日付の写しこみの表示などを設定できる)に設定し、ダイヤルをほかのモードに切り替えると、登録されます。以降、ベストショットダイヤルをPERSONALにセットして撮影すれば、設定したモードでの撮影となります。
SPOT--
スキー場や逆光での人物撮影など、とりたいものと背景の明るさが極端に違うときに使います。
①アクション--
動いている被写体を撮影・連続撮影するときに。
②夜景ポートレート--
夜景を背景にして人物を撮影するときに。
③ポートレート--
人物をアップで撮影するときに。背景がぼかしたような人物撮影ができます。
⑤クローズアップ--
小物などをアップで撮りたいときに。
0.48mまで近づいて撮ることができます。
(クローズアップモードを使わない場合、近づける距離は広角で0.6m
、望遠で0.75mからです)
1:電池を入れる
側面にある電池室に、電池を入れます。
コインなどを使って電池室を開けます。
|
電池を入れて、電池室を閉じます。
2:フィルムを入れる
35mmフィルムを入れます。
まずは裏蓋を開けます。
カメラに書いてあるオレンジのところまで、フィルムを引き出します。
引き出す量は重要なので、引き出しすぎたり、引き出す量が足りなかったりしないようにしてください。
なるべくたわみのないようにして、裏蓋を閉じます。
裏ブタを閉じると、フィルムの巻上げが始まります。
フィルムカウンターが動き出して1になったら、成功!
フィルムカウンターが1にならなかったら、もう一度フィルムをセットしなおしてください。
フィルムカウンターが1になって以降、撮影開始しフィルムをすべて撮りきり、フィルムの巻き戻しが終わり、フィルムカウンターが0になるまで、裏ブタを開けないようにしてください!
フィルムが感光します。
3:日付・時間をセットする
セットしなくても撮影は可能ですが、写真に正しい日付を写しこみたいなら、必須です。
西暦2049年までの日付がセットできます。
電源OFFの状態で
MODEボタンを押して、DATEマークの上に▼がくるまで押す。
※DATEマークの上の「▼」が消えているときは設定できないです。消えているときは、再度MODEボタンを押して「▼」を表示させてください。
SETボタン左を押す(年が点滅)→SETボタン右で現在の年に変更する→
SETボタン左を押す(月が点滅)→SETボタン右で現在の月に変更する→
SETボタン左を押す(日が点滅)→SETボタン右で現在の日に変更する→
SETボタン左を押す(時間が点滅)→SETボタン右で現在の時間に変更する→
SETボタン左を押す(分が点滅)→SETボタン右で現在の分に変更する→
SETボタン左を押す(セット完了)
4:撮影
■基本の撮影手順
基本撮影は①~④の手順です。
①ダイヤルをAUTOに
②ファインダーを見ながらズームを調整
③シャッターボタン半押しでピント合わせ
④シャッターボタンをぐっと押し、撮影
①ダイヤルをAUTOに
全自動撮影になります
AUTO以外の撮影は、 「ベストショットダイヤルについて」を参考にしてください。
②ファインダーを見ながらズームを調整
③シャッターボタン半押しでピント合わせ
ファインダーをのぞきながら、シャッターを半押しします。
*ピントの確認
ファインダー右の緑ランプを見ます。
・点灯→OK
・点滅→ピントがあっていません。
緑ランプが点滅するときは、ピントがうまく合わないときです。ピンボケする可能性が高くなります。もう一度シャッターから手を離して、また半押ししてみてください。
※とりたいものに近すぎるときはピントがあいません(広角では0.6m~、望遠では0.75m~、クローズアップモードでは0.48m~撮影できるカメラです)
ついでにファインダー右の赤ランプがついているか見ます。
・点灯→撮影時フラッシュがつきます。
・点滅→ストロボOFFにしているときは、カメラが暗いと判断したときは点滅します。その場合は手振れに気をつけるか、フラッシュボタンを押して、ストロボAUTOかONにしてください。
フラッシュボタンについて、詳しくは こちら
④シャッターボタンをぐっと押し、撮影
緑ランプが点灯したら、そのまま、ぐっと押し込みシャッターを切る
暗いところ・逆光下では(設定を変えない限り)自動的にフラッシュが付きます。
撮影できたら、フィルムカウンターの数字が変わります(↓の写真の場合は2になっています)。
撮影後は必ず、ベストショットダイヤルをOFFにセットし、電源を切ってください。
■フィルムの巻き戻しについて
フィルムをすべて撮影し終えると、カメラが自動でフィルムを巻き戻してくれます。
巻き戻し音が止まり、フィルムカウンターが0になったら、裏ブタをあけてフィルムを取り出します。
※下の写真は別の機種のカメラです
巻き戻し終了までは裏ぶたを開けないように!
フィルムを取り出し、その後しばらく撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。
5:日付・キャプションの入れ方
■日付の入れ方
電源ONの状態(下の写真ではベストショットダイヤルをAUTOにセット)で
MODEボタンを押して、DATEマークの上に▼がくるまで押す。
※DATEマークの上の「▼」が消えているときは設定できないです。消えているときは、再度MODEボタンを押して「▼」を表示させてください。
SETボタン右を押すと、液晶に出てくる日付の表示がかわります。液晶に出てきた日付が写真に写しこみされます。
写真に何も写し込みたくない時は、SETボタン右を何度か押して、「-- -- --」を液晶に表示させます。
■キャプションの入れ方
写真に♥ I LOVE YOU ♥などのメッセージを写しこむことができます。
電源ONの状態(下の写真ではベストショットダイヤルをAUTOにセット)で
MODEボタンを押して、CAPTIONマークの上に▼がくるまで押す。
※CAPTIONマークの上の「▼」が消えているときは設定できないです。消えているときは、再度MODEボタンを押して「▼」を表示させてください。
SETボタン右を押すと、液晶に出てくる数字(E-1など)の表示がかわります。液晶に出てきた数字が写真に写しこみされます。
(上の写真の場合J-1なので、かわいい!)が写しこまれます。
メッセージ(キャプション)の種類
E-1.♥ I LOVE YOU ♥
E-2.THANK YOU !
E-3.SEASON'S GREETING
E-4.HAPPY BIRTHDAY
E-5.CONGRATULATION
J-1.かわいい!
J-2.はい!チーズ
J-3.おめでとう
J-4.MERRY X'MAS
J-5.A HAPPY NEW YEAR
6:フラッシュ
フラッシュボタンを押すと、ストロボON・OFFなど、選択できます。
ベストショットダイヤルをAUTOにセットして、フラッシュボタンを押したとき、以下の順で切り替わります。
①起動時のAUTO→ ②赤目軽減&AUTO→ ③ストロボ強制発光→ ④ストロボ発光禁止→ ⑤ストロボ発光禁止+1.5段補正→ ⑥ストロボ発光禁止-1.5段補正→ ⑦スローシンクロ(夜景ポートレート)
①AUTO
暗いときや逆光下では、ストロボが自動で発光します。
②赤目軽減&AUTO
赤目軽減とは、夜にストロボを発光させて人物を撮影すると、目が赤く撮影されることがあるので、それを軽減する機能です。
③ストロボ強制発光
明るさに関係なく、ストロボを発光させたいときに。
逆光下で人物を撮影するときなどに使用します。
④ストロボ発光禁止
美術館などのストロボを光らせたくないときや室内でも自然光を利用して撮影するときに使用します。
ファインダー横の赤ランプが点滅したときは、手振れしやすくなるので、しっかりカメラを固定します。
⑤ストロボ発光禁止+1.5段補正
写真全体を明るくしたいときなどに。
⑥ストロボ発光禁止-1.5段補正
写真全体を暗くしたいときなどに。
⑦スローシンクロ(夜景ポートレート)
夜景などを背景にして、人物を撮影するときに。
最後に
この記事では、CANON AUTOBOY 155 の使い方を紹介しました。
フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>
-𝙥𝙖𝙥𝙞𝙤 𝙘𝙖𝙢𝙚𝙧𝙖-(パピオカメラ)
〖 お店について 〗
2019年に、フィルムカメラ大好きな店主が、長年やりたかったフィルムカメラのお店をオープンしました。
現在は、オンラインストアでフィルムカメラを販売しています。
「フィルムって楽しい」と思っていただけるよう、Instagramでの情報発信や、フィルムカメラの使い方BLOGなども作成しています。
🎞ˊ˗ フィルムの魅力発信してます▶▶インスタグラム