フィルムカメラ専門店パピオカメラです。この記事では、CANON EOS KISS7の基本的な使い方を紹介します。フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。
全ての機能についての解説は書ききれないので、主に全自動モードでの使い方を中心に説明していきます。説明書どおりでない場合もありますので、ご了承ください。
当ブログ、または、当ブログの写真や作成した文章などの無断使用(フリマサイトなどへの使用)はお断りいたします。フリマサイトでの販売はしておりません。
CANON EOS KISS 7の使い方♪
・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!
フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。「1:電池を入れる」から進み、「3:フィルムを入れる」を省略して、「5:撮影」に進んでください。
■ファンクションについて
※すべてのボタンや機能についての解説は書ききれないので、一部の機能を簡単に紹介します。
モードダイヤルをPに合わせて「FUNC.」ボタンを押し、設定したいモードの横に印を表示させます。写真下の☆ダイヤルを主に使用します。
DATEモード
「FUNC.」ボタンを押し、「DATE」の横に印を表示させるとDATEモードに。
<日付の設定>
DATEモードにします。SETボタンを押すと左の数字から順に点滅します。☆ダイヤル(シャッター近くのダイヤル)をくるくる回して、設定し、SETを押すを繰り返します。最後まで設定してSETを押したら設定終了。
<日付の写真への写しこみ>
DATEモードにします。☆ダイヤル(シャッター近くのダイヤル)をくるくる回すと液晶の表示が日付になったり、時刻になったり、「-- -- --」になったりします。液晶に表示されているものが写真に写しこまれます。何も写しこみたくない場合は「-- -- --」を選んでください。
感度設定モード
通常は感度設定は自動にされるので不要ですが、DXコードがついていないフィルムを使用する場合などに使います。
「FUNC.」ボタンを押し、「ISO」の横に印を表示させます。
☆ダイヤル(シャッター近くのダイヤル)をくるくる回して、液晶の数字を変更して設定します。
赤目軽減
フラッシュを使うときに、赤目を軽減したい場合などに使います。
「FUNC.」ボタンを押し、「目のマーク」の横に印を表示させます。
☆ダイヤル(シャッター近くのダイヤル)をくるくる回して、液晶の数字を1か0に変更して設定します。1は軽減機能あり、0はなしです。
音機能
ピントが合ったときや手ぶれ警告音などをあり・なしにする機能です。
「FUNC.」ボタンを押し、「音のマーク」の横に印を表示させます。
☆ダイヤル(シャッター近くのダイヤル)をくるくる回して、液晶の数字を0か1か2に変更して設定します。0は音なし、1はピントが合ったときに音&セルフタイマー時に音あり、2は1の機能+手ぶれ警告音ありです。
1:電池を入れる
電池室を開けて、電池を入れます。
電池を入れて、電池室を閉じます。
[rakuten:tokiwacamera:10034562:detail]
2:レンズを付ける
※すでについている場合は省略
内部にはなるべくほこりなどはいらないように。
以下、写真は別の機種のカメラ(初代EOS KISS)ですが、操作は同様です。
*レンズを外すときは…
3:フィルムを入れる
35mmフィルムを入れます。
以下、写真は主に別の機種のカメラ(初代EOS KISS)ですが、操作は同様です。
裏蓋をしっかり閉じる。
正しくフィルムが装填できていれば、フィルムカウンターが動き始めます。
フィルムカウンターが撮影可能枚数付近の数字になります。
先にフィルムをすべて巻き上げるタイプのカメラです。
フィルムカウンターが動かなかったら…
電源は入れましたか?(モードダイヤルを□などにセット)電源を入れても動かなければ、裏ブタを開けて装てんしなおします。フィルムの引き出し量を調節してください。
✋注意
フィルムカウンターが動いたら、フィルムをすべて撮り終え、巻き戻しが終了するまで、裏ブタをあけないように!
すぐに撮影しない時は、モードダイヤルを回してOFFにセットしておきましょう。
4:感度をセットする
基本的には不要です。カメラが自動で感度を感知して、設定してくれます。
※DXコードがついていないフィルムの場合は、設定が必要です。このブログの最初のほうの「感度設定モード」を参考に設定してください。
5:撮影
全自動撮影
たくさん書いていますが、簡単に言えば、以下の③ステップで撮れます。
- モードダイヤルを□(全自動)に
- ファインダーをのぞいて撮りたいものを見ながらシャッター半押し(半押しのまま次へ)
- シャッター全押し
細かいことは下にたくさん書いているので、分からない点はみていってください☆
※以下操作が同様な部分に関しては、別の機種のカメラ(初代EOS KISS)の写真を用いています。
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※レンズはAFに設定しておいてください。
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暗い場所などでは、カメラが感知して、自動的にフラッシュがつきます。
フラッシュが発光フラッシュを光らせたくないときは、□(全自動)ではなく発光禁止モードにセットします。
○ピント合わせ
ファインダーをのぞき、被写体を見ながらシャッターを半押しにします(半押しのままにしておく)。
とりたいものにピントがあい、露出(明るさ)も決まります。
決まった露出の情報は液晶とファインダー内下に表示されます。
↓写真
■緑ランプの確認
・緑ランプがついたら、ピントOK。音機能(1か2)を使用していれば、ピントが合ったときぴピッと音がします。
・緑ランプがちかちか点滅したら、ピントが合っていません。シャッターが切れません。一度シャッターから手を離し、ピントを合わせなおしてください。
※最短撮影距離より近すぎる場合はピントが合いません。
※音機能がOFFになっている場合設定が必要です。このブログの最初のほうの「音機能」を参考に設定してください。
■シャッタースピードの数字が点滅する場合
手振れ写真になりやすいので注意!
撮影する場合はしっかり固定しましょう。音機能(2)を使用していれば、手振れしそうなとき、ぴーぴーとお知らせしてくれます。ぴーぴー鳴っても撮れますが、手振れ写真になりやすいので、カメラをしっかり固定してください。
※音機能がOFFになっている場合設定が必要です。このブログの最初のほうの「音機能」を参考に設定してください。
★ シャッター半押しのときに、ストロボが立ち上がったら…
撮影時フラッシュがつきます。
暗い場所などでは、カメラが感知して、自動的にフラッシュがつきます。
ストロボ充電が終わったら、撮影できます。
★ レンズについて。
四角で囲ったあたりを回すと、ズームできます。
AFでどうしても緑ランプがつかずピントが合わないとき、MFスイッチに移動して手動でピントを調節できます。
※付けるレンズによって異なる場合があります。
○構図を決めてシャッターを押す
シャッターを半押しにしたまま、撮りたい構図にセットしなおします。(カメラと撮りたいものとの距離は変えない)
そのままシャッターを押し切り、撮影しましょう。
○撮影終了後
撮影を終えたら、モードダイヤルをOFFに切り替えておきます。ストロボが立ち上がった場合は、手で押し戻しておきます。
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☆いろんな撮影モード☆
慣れてきたら使ってみたい、撮影モードです。ボケ感のある撮影をしたいときはAv(絞り優先)撮影など、状況に応じてお試しください。
※次の撮影モードではフラッシュは自動ではつきません。プログラムAE・シャッター優先AE・絞り優先AE・マニュアル露出AE・自動深度優先AEモード
P(プログラムAE)撮影
カメラが自動で露出を決めてくれます。全自動モードと同じように撮影できます。
モードダイヤルを「P」にセット後は、全自動撮影と同様に撮影します。
Tv(シャッター優先AE)撮影
①「Tv」にセット
②液晶を見ながらシャッター近くの「ダイヤル」でシャッタースピードをセット
③ファインダーをのぞき、被写体を見ながらシャッターを半押しにします(半押しのままにしておく)。ファインダー内にシャッタースピードと絞り値が表示されます。絞り値が点滅していたら、シャッタースピードを変えます。
あとは全自動撮影と同様、ズーム、構図などを調節して、シャッター全押しして撮影
Av(絞り優先AE)撮影
①「Av」にセット
②液晶を見ながらシャッター近くの「ダイヤル」で絞り値をセット
③ファインダーをのぞき、被写体を見ながらシャッターを半押しにします(半押しのままにしておく)。ファインダー内にシャッタースピードと絞り値が表示されます。ファインダー内にシャッタースピードと絞り値が表示されます。シャッタースピード値が点滅していたら、絞り値を変えます。
あとは全自動撮影と同様、ズーム、構図などを調節して、シャッター全押しして撮影
M(マニュアル)撮影
①「M」にセット
②液晶を見ながらシャッター近くの「ダイヤル」でシャッタースピード値をセット。絞り値セットボタンを押しながら、「ダイヤル」で絞り値をセット。
③ファインダーをのぞき、被写体を見ながらシャッターを半押しにします(半押しのままにしておく)。ファインダー内にシャッタースピードと絞り値が表示されます。
露出が適正かどうかは、ファインダー下部で確認します。「-2・1・▼・1・2+」の▼の下のところに■のマークがきていればOKです。あっていなかったら、シャッタースピード・絞り値を変更する。
あとは全自動撮影と同様、ズーム、構図などを調節して、シャッター全押しして撮影
A-DEP(自動深度優先AE)
近くから遠くまで全体にピントが合う撮影をしたいときに。「A-DEP」にセット後は、通常撮影と同様に撮影します。
露出補正
プログラムAE・シャッター優先AE・絞り優先AE・マニュアル露出AE・自動深度優先AEモードで使用できます。
露出補正ボタン(○のボタン)を押しながら、☆のダイヤルをくるくる回す。 液晶の下部の「-2・1・▼・1・2+」の下のところの■マークが移動します。最初は▼の位置にありますが、右に動かすと+補正、左に動かすと-補正です。好きな位置で止めます。
AFフレーム選択(真ん中でピントを合わせたいとき)
プログラムAE・シャッター優先AE・絞り優先AE・マニュアル露出AE・自動深度優先AEモードで使用できます。通常は、七点のAFフレームのうちからカメラが自動でピントを合わせてくれますが、真ん中でピントを合わせたいときに。
真ん中以外にも設定できます。
その他撮影モード
・ポートレート--
人物を撮影するときに。背景をぼかしたような写真になります。
・風景--
風景を撮影するときに。
・クローズアップ--
お花などを大きく撮りたいときに。
・スポーツ--
動いている人をとまっているように撮りたいときに。
・夜景ポートレート--
夜景で人物をきれいに撮りたいときに。
6:フィルムの巻き戻し・取り出し
フィルムをすべて撮影し終えると、カメラが自動でフィルムを巻き戻してくれます。
巻き戻し音が止まったら裏ブタをあけてフィルムを取り出します。
カメラを傾けると取り出しやすいです。 フィルムを取り出し、その後長期間撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。
最後に
この記事では、CANON EOS KISS 7の使い方を紹介しました。フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>
-𝙥𝙖𝙥𝙞𝙤 𝙘𝙖𝙢𝙚𝙧𝙖-(パピオカメラ)
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2019年に、フィルムカメラ大好きな店主が、長年やりたかったフィルムカメラのお店をオープンしました。
現在は、オンラインストアでフィルムカメラを販売しています。
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