フィルムカメラ専門店パピオカメラです。この記事では、OLYMPUS OM-1の基本的な使い方を紹介します。(※使い方が共通する部分については、OLYMPUS OM-10の写真を使用しています)
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*この記事について*
始めてフィルムカメラ・マニュアルフォーカスカメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。
・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。
・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。
・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。
・操作方法、ボタンなどの説明は割愛している部分もございます。
当ブログ、または、当ブログの写真や作成した文章などの無断使用(フリマサイトなどへの使用)はお断りいたします。フリマサイトでの販売はしておりません。
OLYMPUS OM-1の使い方♪
☆最初に確認☆
・フィルム装填や撮影で必ず行う動作
「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。フィルムをいれたり撮影する前に、慣れておきましょう♪
☘動画☘
別機種のカメラですが、動作の流れがわかります。
↓
「巻き上げ⇒シャッターを押す」
上の動作ができない時
以下をためしてみてください。
- 巻き上げができない→シャッターを押すと巻き上げができます
- シャッターを押せない→巻き上げするとシャッターが押せます。
・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!
フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。
「1:電池を入れる」から進み、「3:フィルムを入れる」を省略して、「5:撮影」に進んでください。
・ファインダーが真っ暗?
たまにファインダーのぞいたら真っ暗!というお問い合わせをいただくことがあります。レンズキャップを外していても真っ暗であれば、ミラーアップしているかも?
ミラーアップレバーが縦になっていたら、レバーを横に直してくださいね。
1:電池を入れる
電池室を開けて、電池を入れます。
電池を入れなくても撮影は可能ですが、露出計を動かしたい場合は必要です。
電池はLR625Gを1個使用します。(水銀電池代用品として)。プラスが外側(見える側)になるように入れ、蓋を閉めてください。
新品電池を入れて、電池室を閉じます。精度が落ちてくるといわれているので、半年~一年くらいで電池交換してください。
2:レンズを付ける
※すでについている場合は省略
*レンズを外すときは…
3:フィルムを入れる
※フィルム装填に関しては、OM-10の写真でご説明します!
フィルム装てんの操作に使用するのは、以下の4つです☆
35mmフィルムを入れます。直射日光は避けた場所で入れましょう。
巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪
うまくフィルムが巻き上がらなかったら、スリットにフィルムの先を入れなおして、シャッターを押してから、もう一度巻き上げやってみてください。
巻き上げがうまくいったら、裏蓋をしっかり閉じます。
やりすぎ注意!
※シャッターが押せない時は、巻き上げレバーを右にやさしく回しきってから押してください。
最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返して、フィルムカウンターが1になるまでフィルムを送ります。
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✎CHECKー装てんできているかー
ポイントは、フィルムをセットして裏ぶたを閉じたあと、巻き上げ時に巻き戻しクランクをチェックすること!
巻き上げと連動して、巻き戻しクランクが動いていたら、フィルムは装てんできています!
フィルムカウンターが1になるころでも巻き戻しクランクが動いていなかったら、スリットからフィルムの先端が抜けている可能性が高いです。その場合は裏ぶたを開けて、装てんをしなおせばOK🙆
(フィルムにたるみがある場合は、すぐには巻き戻しクランクが動きません)
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✋注意
フィルムカウンターが1になったら、フィルムをすべて撮り終え、巻き戻しが終了するまで、裏ブタをあけないように!
4:感度をセットする
フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。