フィルムカメラ専門店パピオカメラです。
この記事では、
MINOLTA HI-MATIC 7Sの基本的な使い方を紹介します。
フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。
「MINOLTA HI-MATIC 7S」は、MINOLTAのマニュアルフォーカス・フィルムコンパクトカメラです。
f1.8の大口径の明るいレンズを搭載した実力派!
写りがよいだけでなく、シルバーボディがなんともクラシックなフィルムカメラらしく、デザインがとてもおしゃれ。
露出をオートにセットすれば、撮影はピント合わせをしてシャッターを押すだけです。
MINOLTA HI-MATIC 7Sの使い方♪
1:電池を入れる
コインなどを溝にあててくるくるして、開けます
カメラの電池(水銀電池)は現在発売されていないため、
代替電池を使用します。
電池を入れて、電池室を閉じます。
2:フィルムを入れる
35mmフィルムを入れます。
やさしく、右の方向に行ききるまで
重みが感じられる程度まで回します。
最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き戻しレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返してフィルムを送ります。
赤い印が出たら、撮影可能です。
*シャッターが押せない時は、巻き上げレバーでフィルムを巻き上げてから押す
*暗いところやレンズにレンズキャップをした状態だと、シャッターが切れません。
*この過程で左の巻き戻しのレバーがくるくるまわれば、フィルムはちゃんと送られています。撮影をするたびに、この巻き戻しのレバーはくるくるまわります。
3:感度をセットする
フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。
上の写真はASA50のところに合っています。
4:撮影
露出AUTO(プログラムEE)
露出をAUTOに設定すれば、カメラが自動で露出を合わせてくれます。
(写真上がシャッター速度リング、下が絞りリング)
上の写真のように合わせれば、露出はオートになります。
基本の撮影
露出をオートにしたら、
巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。
やさしく、右に回りきるまで。
巻きあがらない時は、すでに巻き上がっているかもしれませんので、下のピント合わせ→シャッターを押すをしてみます。
ピント合わせ
ファインダーをのぞき、ピントリングを回し、ピントを合わせます。
ファインダーをのぞいて、ピントを合わせたいものを中心の黄色い四角に合わせて見ると、ピントが合っていない場合二重に見えます。
ピントを合わせるためには、ピントリングを動かして、二重の像を一致させます。
ファインダー内を見ると、メータの針が動いています。
針が右の赤いゾーンに入った時は、「適正露出ではない(明るすぎるか暗すぎる)」ということです。
その場合はシャッターが切れないようになっています。
メータの見方が分からない場合、意識するのは針が右の赤いゾーンに入った時だけでOKです。
ピントを合わせたら、シャッターを切り、撮影しましょう。
次の撮影も、巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。
MF(マニュアルフォーカス)に慣れていない間は、ピント合わせを忘れがちなので注意!
マニュアル露出
シャッタースピードや絞りを調整してみたくなったら、マニュアルでの撮影も可能です!
まず、ファインダーをのぞき、写したいものを見たときの露出計の数値をチェックします。
この数値を覚えておいてください。
EVの窓のところが、露出計の数字と同じになっていればOK
上の写真では、シャッタースピードが1/30秒、絞りが2.8になっています。
5:フィルムの巻き戻し・取り出し
フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)
フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、
フィルムを巻き戻していきます。
巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。
フィルムを取り出し、その後しばらく撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。
また、半年くらいたってくると、電池が消耗されメーターの精度が悪くなってくるので、電池交換をしましょう。
6:セルフタイマー
セルフタイマーは露出オートでは使えません。
撮影前に、フィルム巻上げ、ピント合わせやシャッタースピード・絞りなどを合わせておきましょう。
そのあとシャッターを押すと、数秒後にシャッターが切れます。
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>
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2019年に、フィルムカメラ大好きな店主が、長年やりたかったフィルムカメラのお店をオープンしました。
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