フィルムカメラ専門店パピオカメラです。
この記事では、CANON Demi Cの基本的な使い方を紹介します。
フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。
※このデミは皮を張り替えています。
初代CANON Demiと使い方が共通する点が多いので、感度と撮影以外は初代CANON Demiの写真を主に用いて説明します。
DEMI Cの特徴の一つは、レンズ交換できる点です。
※対応しているレンズ、SD28mm/SD50mm F2.8の2種のみ
レンズを外した部分のカメラ内部の羽根が汚れると故障の原因になるので、外す際はご注意ください。
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*この記事について*
始めてフィルムカメラ・マニュアルフォーカスカメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。
・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。
・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。
・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。
当ブログ、または、当ブログの写真や作成した文章などの無断使用(フリマサイトなどへの使用)はお断りいたします。フリマサイトでの販売はしておりません
CANON Demi Cの使い方♪
・フィルム装填や撮影で必ず行う動作
「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。フィルムをいれたり撮影する前に、慣れておきましょう♪
☘動画☘
別機種のカメラですが、動作の流れがわかります。
「巻き上げ⇒シャッターを押す」
フィルムカウンターの数字は、S・0・4・8,,,という表示で、2ずつのカウントです。
0の次の・は2、4の次の・は6です。2回巻き上げると次の数字(もしくは・)に移動します。
上の動作ができない時
以下をためしてみてください。
- 巻き上げができない→シャッターを押すと巻き上げができます
- シャッターを押せない→しっかり右に行くまで巻き上げするとシャッターが押せます。
・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!
フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。
「2:フィルムを入れる」を省略して、「4:撮影」に進んでください。
1:電池を入れる
電池不要です。
2:フィルムを入れる
フィルム装てんの操作に使用するのは、以下の4つです☆
35mmフィルムを入れます。直射日光は避けた場所で入れましょう。
※スリットが見えないとき。巻き上げレバーをスリットが見えるまで右に動かしてください。
※上でスリットが見えなくて、少し巻き上げレバーを動かした場合は、あまり巻き上がらないか巻き上がらないかと思います。その場合は、巻き上げきってからシャッターを押し、もう一度巻き上げます。
巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪
やりすぎ注意!
起こした巻き戻しクランクは、軽く上引きあげながら戻すと、元の位置に戻ります。
※シャッターが押せない時は、巻き上げレバーを右にやさしく回しきってから押してください。
最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返して、フィルムカウンターが0になるまでフィルムを送ります。
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✎CHECKー装てんできているかー
ポイントは、フィルムをセットして裏ぶたを閉じたあと、巻き上げ時に巻き戻しクランクをチェックすること!
巻き上げと連動して、巻き戻しクランクが動いていたら、フィルムは装てんできています!
フィルムカウンターが0になるころでも巻き戻しクランクが動いていなかったら、スリットからフィルムの先端が抜けている可能性が高いです。その場合は裏ぶたを開けて、装てんをしなおせばOK🙆
(フィルムにたるみがある場合は、すぐには巻き戻しクランクが動きません)
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✋注意
フィルムカウンターが0になったら、フィルムをすべて撮り終え、巻き戻しが終了するまで、裏ブタをあけないように!
3:感度をセットする
フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。
上の写真はASA(ISO)100のところに合っています。
この状態からISO400にセットしたい場合、リングをAの方向に回しきります。回しきると少し硬くなりますが、カチッと100から400のほうに動かせるようになります。
ISO100のところから、ISO10の方向にセットしたいときは、Bのほうに上と同様に動かします。
カメラの感度表記は以下のとおりです。・は〔〕の数字です。
ASA:10〔16〕25〔32〕〔50,64〕100〔200〕400
4:撮影
☆巻き上げ・シャッターの動作はこちら
①巻き上げ
②露出をセット
カメラを取りたいものに向け、露出計を見ます。
露出計の細い針(指針)は、明るさに応じて動きます。太い針(追針)が細い針(指針)と合っていない場合は、レバーをまわして、太い針と細い針を一致させます。
30-250の範囲になるようセットします。
30-250の範囲でセットできない、太い針と細い針が一致しないなどの場合は、暗すぎるか明るすぎます。
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ちなみに、30-250はシャッタースピードです。(1/30秒~1/250秒)レバーをまわすと、シャッタースピードと絞りが連動して変わります。
シャッタースピード30のとなりのBはバルブです。シャッターを押している間、ずっとシャッターが開きます。
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③ピント合わせ
ピントリングに書いてある絵(もしくは・)を・にセットしてピントをあわせます。
ピントリングの絵の距離は、裏ぶたに書かれています。
撮りたいものまで大体3mくらいかな、という感じでピント合わせします。
遠くなら山マーク、スナップ撮影や記念撮影なら人三人マーク、人のアップなら人の顔マークと、なんとなくマークで合わせても。
④シャッターを押す(ぶれないように、カメラをしっかり固定する!)
これで一枚写真撮影できました!次の撮影も、巻き上げからはじめます。
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ちなみに、露出計の細い針が動いていないデミの場合、露出計は使えませんが、撮影はできます(シャッターが壊れていなければ)☆その場合、露出は別途露出計を使うか、勘であわせます。
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5:フィルムの巻き戻し・取り出し
フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)
フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。
巻き戻しボタンは押しながらです。
巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。
※スコッと軽くなる瞬間がない、回すのが重くてフィルムがちぎれそう、などという場合は無理しないでください。そのままの状態で、カメラごと現像するお店に持って行きましょう。その場合裏蓋はあけないように。
フィルムを取り出したら、お早めに現像に出しましょう!
起こした巻き戻しクランクは、軽く上引きあげながら戻すと、元の位置に戻ります。
CANON Demi Cの作例
最後に
この記事では、CANON Demi Cの使い方を紹介しました。フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。もしミスがありましたら、ご連絡いただけると幸いです。
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