フィルムカメラ専門店パピオカメラです。この記事では、KONICA SIII の基本的な使い方を紹介します。
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★撮影動作の確認★
露出やピント以外の基本の撮影動作を練習しておきましょう。フィルムをセットする際もこの動作を行います。
ちなみに電池は不要のカメラです。
巻き上げは右に行ききるまで動かします。シャッターを押すとまた巻き上げができます。
上の動作ができない時
以下をためしてみてください。
- 巻き上げができない→シャッターを押すと巻き上げができます
- シャッターを押せない→巻き上げするとシャッターが押せます。
フィルムを入れる
35mmフィルムを入れます。
巻き戻しクランクは、浮きがないように、しっかり元の位置に戻しましょう。
フィルムの筒を入れにくい場合は、巻き戻しクランクを引き上げながら、少し筒を傾けるように入れるとよいです。
フィルムの先が抜けないよう巻き付けているだけなので、フィルムの先を筒から引き出しすぎないように注意してください。
省略しても大丈夫なので、巻きすぎないように注意!気持ち程度で。
最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げ⇒シャッターを押す」を繰り返して、フィルムカウンターが1になるくらいまでフィルムを送ります。
上の動作ができない時
以下をためしてみてください。
- 巻き上げができない→シャッターを押すと巻き上げができます
- シャッターを押せない→しっかり右に行くまで巻き上げするとシャッターが押せます。
フィルムの装てん後、巻上げに連動して、巻き戻しクランクがくるくるまわっていたら成功しています。
何回巻上げをしても巻き戻しクランクがくるくる回っていなかったら、裏ぶたをあけて、フィルムを装てんしなおしてください。
フィルムカウンターが1になるころでも巻き戻しクランクが動いていなかったら、スリットからフィルムの先端が抜けている可能性が高いです。その場合は裏ぶたを開けて、装てんをしなおせばOK🙆
(フィルムにたるみがある場合は、すぐには巻き戻しクランクが動きません)
感度の設定
フィルムの感度はフィルムに書いてある、100とか200、400などの数字です。
ASA=ISOと考えて大丈夫です。写真は感度100のところに設定されています。
撮影
撮影方法
巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ→露出・ピント合わせ→シャッターを押すの順です。
露出
絞り値とシャッタースピードを合わせます。
露出計が不動でも撮影はできるので、露出計が不動の場合は、露出計は見ずに勘か別の単体露出計等使用し、調節しましょう。
初心者の方は、手ぶれしにくいよう、シャッタースピードから決定するのがおすすめです。
迷ったらとりあえず、125(1/125秒)くらいにして、露出計で適正露出(ちょうどいい明るさ)になっているかをみます。
(1/125秒以上の早いスピードであれば、手振れでの失敗は防げるため。)
露出計で適正露出になっていない場合は、絞りを動かして適正露出になるよう調整します。絞りを動かしても適正露出にならない場合は、シャッタースピードを動かして調整します。
・シャッタースピードを遅くしていくと(シャッタースピードが125(1/125秒)
にあっているなら60(1/60秒)、30(1/30秒)..と動かすと)
写真が明るくなっていく。ぶれやすくなる。ぶれにくいスピードに合わせます。低速にするにつれ、ボケ感はすくなくなっていきます。
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バランスを見つけるのが大事♪
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・シャッタースピードを速くしていくと(シャッタースピードが125(1/125秒)にあっているなら250(1/250秒)、500(1/500秒)..と動かすと)
写真が暗くなっていく。ぶれにくくなります。一方、高速になるほど絞りを開く必要が出てくるので、ピントが合っていない部分がぼけた写真になりやすくなります。
・絞り値が小さい(開放、F1.8、2など)
大きなボケ感を楽しめます。しかし、絞り値を小さくすればするほど、かなり厳しくピント合わせをする必要があります。ピント合わせにずれがあると、本来合わせたいものにピントが合わない写真になることがあります。
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撮りたいイメージに合わせて調節♪
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・絞り値が大きい(絞る、F8など)
ボケは少なくなりますが、広範囲にピントが合うようになります。
F5.6くらいの絞りから、全体の状況がわかりやすい写真になります。
ピント合わせ
※下の写真のカメラは別の機種のカメラですが、ピントの合わせ方は同様です。
ピントを合わせるためには、ピントリングを動かして、二重の像を一致させます。
二重像が見えにくい場合は、距離が同じで見えやすいものにピントを合わせるとよいです。
フィルムの巻き戻し・取り出し
フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)
フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。まだ、裏蓋は開けないように!
巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。
※巻き戻しクランクは力任せに動かすと壊れる原因になります!!
スコッと軽くなる瞬間がない、回すのが重くてフィルムがちぎれそう、などという場合は無理しないでください。そのままの状態で、カメラごと現像するお店に持って行きましょう。その場合裏蓋はあけないように。
フィルムを取り出したら、お早めに現像に出しましょう!
KONICA SIIIの作例
最後に
この記事では、KONICA SIIIの使い方を紹介しました。フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>
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