〔BLOG〕パピオカメラ│フィルムカメラのお店

初心者向けフィルム情報発信!フィルムカメラの情報・作例や使用方法などをアップしていきます!

KONICA SIIIの使い方♪

フィルムカメラ専門店パピオカメラです。この記事では、KONICA SIII の基本的な使い方を紹介します。

 

  当ブログ、または、当ブログの写真や作成した文章などの無断使用(フリマサイトなどへの使用)はお断りいたします。フリマサイトでの販売はしておりません。

 

 

★撮影動作の確認★

露出やピント以外の基本の撮影動作を練習しておきましょう。フィルムをセットする際もこの動作を行います。

ちなみに電池は不要のカメラです。

 

巻き上げ⇒シャッター

巻き上げは右に行ききるまで動かします。シャッターを押すとまた巻き上げができます。

 

上の動作ができない時

 以下をためしてみてください。

  •  巻き上げができない→シャッターを押すと巻き上げができます
  • シャッターを押せない→巻き上げするとシャッターが押せます。

 

フィルムを入れる

35mmフィルムを入れます。

巻き戻しクランクを上に引き上げると、裏蓋が開きます。

フィルムの筒を入れて、巻き戻しクランクを元に戻します。

巻き戻しクランクは、浮きがないように、しっかり元の位置に戻しましょう。

フィルムの筒を入れにくい場合は、巻き戻しクランクを引き上げながら、少し筒を傾けるように入れるとよいです。

巻き取り軸にフィルムの先を差すスリット(四角で囲った部分)が見えない場合、矢印の先のギザギザの部分を回して出しておく。回す方向は左から右です。

フィルムの先を、スリット目指して引き出します。引き出しすぎないように。

こんな感じでスリットに差し込みます。フィルムの先が抜けないよう、写真のように左手で押さえておくとよいでしょう。

ギザギザの部分を矢印の方向に回し、フィルムを巻き取り軸に巻き付けていきます。大体一周くらい回せばOK!

フィルムの先が抜けないよう巻き付けているだけなので、フィルムの先を筒から引き出しすぎないように注意してください。

カメラ側に歯車の歯があるので、フィルムの穴とかみ合っているか確認する。たるみのないようにして、裏蓋をしっかり閉じます。

裏蓋を閉じたら、巻き戻しクランクを軽く時計回りに回して、フィルムのたるみを取っておきます。

省略しても大丈夫なので、巻きすぎないように注意!気持ち程度で。

 

最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げ⇒シャッターを押す」を繰り返して、フィルムカウンターが1になるくらいまでフィルムを送ります。

巻き上げとシャッターを繰り返す。フィルムカウンターが1になるくらいまで。

上の動作ができない時

 以下をためしてみてください。

  •  巻き上げができない→シャッターを押すと巻き上げができます
  • シャッターを押せない→しっかり右に行くまで巻き上げするとシャッターが押せます。

 

POINT!

フィルムの装てん後、巻上げに連動して、巻き戻しクランクがくるくるまわっていたら成功しています。

何回巻上げをしても巻き戻しクランクがくるくる回っていなかったら、裏ぶたをあけて、フィルムを装てんしなおしてください。

巻き上げと連動して★の部分がくるくる回っていることを確認してください。

フィルムカウンターが1になるころでも巻き戻しクランクが動いていなかったら、スリットからフィルムの先端が抜けている可能性が高いです。その場合は裏ぶたを開けて、装てんをしなおせばOK🙆

 

(フィルムにたるみがある場合は、すぐには巻き戻しクランクが動きません)

フィルムカウンターが1になったころから、写り始めます。

 

感度の設定

 フィルムの感度はフィルムに書いてある、100とか200、400などの数字です。

このフィルムはISO100

矢印の先の赤い部分を爪で押しながら、左右に動かす

ASA=ISOと考えて大丈夫です。写真は感度100のところに設定されています。

 

撮影

撮影方法

巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ露出・ピント合わせ→シャッターを押すの順です。

 

巻き上げとシャッター

露出

絞り値とシャッタースピードを合わせます。

露出計はここにあります

ファインダー内でも見えます。
青の矢印の線が、中央(赤の矢印・適正露出)のところに来るよう、絞り値とシャッタースピードを調整します。

露出計が不動でも撮影はできるので、露出計が不動の場合は、露出計は見ずに勘か別の単体露出計等使用し、調節しましょう。

 

①絞りリング②シャッタースピードリング
写真は、絞り値F16、シャッタースピード1/500秒に合っています。

 

初心者の方は、手ぶれしにくいよう、シャッタースピードから決定するのがおすすめです。

 

迷ったらとりあえず、125(1/125秒)くらいにして、露出計で適正露出(ちょうどいい明るさ)になっているかをみます。

(1/125秒以上の早いスピードであれば、手振れでの失敗は防げるため。)

 

露出計で適正露出になっていない場合は、絞りを動かして適正露出になるよう調整します。絞りを動かしても適正露出にならない場合は、シャッタースピードを動かして調整します。

 

シャッタースピードについて

シャッタースピードを遅くしていくとシャッタースピードが125(1/125秒)

にあっているなら60(1/60秒)、30(1/30秒)..と動かすと)

 

写真が明るくなっていく。ぶれやすくなる。ぶれにくいスピードに合わせます。低速にするにつれ、ボケ感はすくなくなっていきます。



バランスを見つけるのが大事♪

 
シャッタースピードを速くしていくとシャッタースピードが125(1/125秒)にあっているなら250(1/250秒)、500(1/500秒)..と動かすと)

 

写真が暗くなっていく。ぶれにくくなります。一方、高速になるほど絞りを開く必要が出てくるので、ピントが合っていない部分がぼけた写真になりやすくなります。

絞りについて

絞り値が小さい(開放、F1.8、2など)

大きなボケ感を楽しめます。しかし、絞り値を小さくすればするほど、かなり厳しくピント合わせをする必要があります。ピント合わせにずれがあると、本来合わせたいものにピントが合わない写真になることがあります。



撮りたいイメージに合わせて調節♪


絞り値が大きい(絞る、F8など)

 ボケは少なくなりますが、広範囲にピントが合うようになります。
F5.6くらいの絞りから、全体の状況がわかりやすい写真になります。

 

 

ピント合わせ

ピントリングを回し、ピントを合わせます。
矢印の先の半月のようなところを動かすと、ピントを調整できます。

※下の写真のカメラは別の機種のカメラですが、ピントの合わせ方は同様です。

ファインダーをのぞいて、ピントを合わせたいものを中心の黄色い四角に合わせて見ると、ピントが合っていない場合二重に見えます。

f:id:papiocamera:20200527153603j:plain

ペンが二重に見えます。

ピントを合わせるためには、ピントリングを動かして、二重の像を一致させます。

 

f:id:papiocamera:20200527153659j:plain

二重の像が合致。ピントが合っている状態です。

 

二重像が見えにくい場合は、距離が同じで見えやすいものにピントを合わせるとよいです。

 

フィルムの巻き戻し・取り出し

フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)

 

フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。まだ、裏蓋は開けないように!

 

巻き戻しボタンをぽちっと押して

巻き戻しクランクを時計回りにくるくる回します。

巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。

 巻き戻しクランクは力任せに動かすと壊れる原因になります!!

 

スコッと軽くなる瞬間がない、回すのが重くてフィルムがちぎれそう、などという場合は無理しないでください。そのままの状態で、カメラごと現像するお店に持って行きましょう。その場合裏蓋はあけないように。

 

巻き戻しクランクを上に引き上げ、裏蓋を開ける。

巻き戻しクランクを上に引き上げながら、カメラを傾け、フィルムを取り出す

フィルムを取り出したら、お早めに現像に出しましょう!

 

KONICA SIIIの作例

使用フィルム:kodak gold 200

使用フィルム:kodak gold 200

使用フィルム:kodak gold 200

使用フィルム:kodak gold 200

使用フィルム:kodak gold 200

使用フィルム:kodak gold 200

使用フィルム:kodak gold 200

使用フィルム:kodak gold 200

 

 

最後に

この記事では、KONICA SIIIの使い方を紹介しました。フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!

 

\ほかにもブログで、初心者さん向け情報紹介中/

 

著者:papiocamera

情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>

 

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