フィルムカメラ専門店パピオカメラです。この記事では、FUJI PET35 の基本的な使い方を紹介します。フルマニュアルカメラなので、ある程度フィルムカメラを使い慣れている方向けの内容です。
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*この記事について*
・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。
・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。
・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。
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FUJI PET35 の使い方♪
すこーしというかかなり変わった使い方をする子なので、フィルムカメラに慣れている方も、たぶん新鮮に楽しめるカメラだと思います☺♪
使ってみて感じた、コツが必要な部分もいくつか合わせてご紹介しますので、参考になれば幸いです。
★撮影動作の確認★
撮影の方法がかなり独特なので、最初に確認しておくとよいと思います!露出やピント以外の基本の撮影動作です。
まずは動画をごらんいただくと、操作方法がつかめるかと思います。
【巻き上げ】
1のスイッチを入れる→2のwindダイヤルを動かなくなるまで回す
【POINT】windダイヤルが動かない場合は、とにかく1のスイッチを入れれば動きます!
※フィルムを入れていない場合は、1のスイッチをいれなくても、windダイヤルはくるくる回り続けます。
※windダイヤルは逆に巻かないように気を付けてください。
【シャッター】
3(シャッターチャージ)を押す→4(シャッター)を押す
ちゃんと押せていれば、3も4もカチッと音がします。
※3を押さないと4のシャッターは切れません。
※フィルムを入れないと、巻き上げてもシャッターは押せません。
※巻き上げ後は、3→4を繰り返せば、何度も(同じコマに)シャッターを切ることができます。(多重露光できる)
1:電池を入れる
不要です。
2:フィルムを入れる
最初、通常通りのフィルムの装填を試みたとき、何度かフィルムの先が抜けてしまい、うまく装填ができませんでした。
そこで、以下3つを気を付けたところ、うまく装填できるようになりました。
①フィルムの先を折り曲げておく
②しっかり巻き上げ軸に巻き付ける
③巻き上げ時、巻き上げに連動して、巻き戻しクランクが回るか、気を付けて確認する
この方法で、何度装填してみても失敗しないので、もしよかったらご参考までに!特に①が有効だった気がします。詳細は下に書いていきます。
35mmフィルムを入れます。直射日光は避けた場所で入れましょう。
パトローネを入れると、巻き戻しクランクはすんなり下がらないので、くるくる回しながら、収まる位置を探します。収まると収まった感覚があります。
このスリットが表に出ていない場合、3つ下の写真を参考に、1のあとに2のwindダイヤルを動かすと、スリットが出てきます。※基本、フィルムを入れていない場合は1のスイッチを入れなくても2のダイヤルは回りますが、一応1のスイッチを入れれば間違いありません。
このスリットは、とっかかりの爪がなく、フィルムの先が抜けやすいので、下のように工夫しました。
次はフィルムを巻き上げていきます。
フィルムの先が抜けることが不安な場合は、数回巻き上げ(1,2を繰り返し)て、二週くらい巻き付けてもよいかもしれません。
【POINT】
巻き上げ途中に、2のダイヤルが動かなくなったら、1のスイッチをいれるとまた動きます。
※シャッターを押さなくても巻き上げはできます。
巻き上げたら、裏蓋をパチッと閉めます。
最初のフィルムは感光しているため、何度かフィルムを巻き上げ、フィルムカウンターが1になるまでフィルムを送ります。
2の巻き上げの際、★部分が連動して回るか確かめてください。巻き上げと連動して、★の巻き戻しクランクが動いていたら、フィルムは装てんできています!
フィルムカウンターが1になるころでも巻き戻しクランクが動いていなかったら、スリットからフィルムの先端が抜けている可能性が高いです。その場合は裏ぶたを開けて、装てんをしなおせばOK🙆
(フィルムにたるみがある場合は、すぐには巻き戻しクランクが動きません)
3:感度をセットする
感度の設定は不要です。
↑写真の200や400の数字は、フィルムを装填した後、入れたフィルムの感度のメモとして使用するものです。セットしなくても、露出は変わりません。
今回使用したカメラの場合は、リングがゆるめでくるくる回るので、あまりメモの役割は果たさないようです。
4:撮影
撮影動作
フィルムを巻き上げ→絞り・シャッタースピード・ピントをセット→シャッターを切るの順です。
巻き上げとシャッターに関しては、記事の最初の「★撮影動作の確認★」をご参照ください。
シャッターを押す前に、絞り・シャッタースピード・ピントをセットをします。
露出計や距離計はついていないので、すべて目測で合わせていきます。
絞り・シャッタースピード・ピントをセットしたら、シャッターを押し、撮影しましょう。
5:フィルムの巻き戻し・取り出し
フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げダイヤルが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)
フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。巻き戻しが終わるまでは裏蓋を開けないでね!
巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。
巻き戻しすると、フィルムカウンターの数字も減っていくので、フィルムカウンターもチェックしてみるとよいと思います。
※スコッと軽くなる瞬間がない、回すのが重くてフィルムがちぎれそう、などという場合は無理しないでください。そのままの状態で、カメラごと現像するお店に持って行きましょう。その場合裏蓋はあけないように。
フィルム装填時と同じ要領で、底のレバーを引いて裏蓋を開けましょう。
作例
シャッタースピード高速側が1/200秒までなので、晴天時の撮影ならば、低めの感度のフィルム使用が良いかと思います。
一見トイカメラっぽいかわいらしいカメラですが、素敵な写りで気に入ってしまいました🥰‼️
最後に
この記事では、FUJI PET35の使い方を紹介しました。フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。もしミスがありましたら、ご連絡いただけると幸いです。