フィルムカメラ専門店パピオカメラです。この記事では、RICOH AUTOHALF SEの基本的な使い方を紹介します。
*この記事について*
始めてフィルムカメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。
・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。
・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。
・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。
RICOH AUTOHALF SEの使い方♪
はじめに
- フィルムをセットして、巻き上げないとシャッターを切れないカメラです。
- 電池は不要です。
1:フィルムを入れる
35mmフィルムを入れます。直射日光は避けた場所で入れましょう。
最初に、スプリング解除のためシャッターを押しておきます。
押せなかったら、次に進んでOK!
(前回の撮影後、巻き戻し時に押した巻き戻しボタンが押されている場合、解除できます。巻き戻しボタンが押された状態だと、スプールが動かないことがあるため)
裏ぶたをあけます。
巻き戻しクランクが奥まで入らないときは、一度引き出して、回してみてから戻してください。
四角くかこった爪の部分を覚えておいてください。
爪はフィルムの穴にかませるようにします。
回せなかったらシャッターを押してみてください。
フィルムがたるまないよう、引き出しすぎないように。
一周ちょっとくらい回すとカチッと音がなるので、そのくらいまででOK。
(カチッと音がしたら、そのあとは回すと重くなりますが、故障ではありません)
↓
(シャッターが押せなくなったら、また巻き上げてください)
※②の空写しを省略して、自動でフィルムカウンターが1になる機種もあります。
何周か巻き上げしてもシャッターが押せない場合は、裏蓋を開けてフィルムを装填しなおしてください。
ちなみに、このカメラは撮影しても巻き戻しクランクが動かない仕組みのカメラです、
✋注意
フィルムカウンターが1になったら、フィルムをすべて撮り終え、巻き戻しが終了するまで、裏ブタをあけないように!
2:感度をセットする
フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。
感度は25-400までの範囲で設定できます。
3:撮影
撮影は、「フィルムを巻き上げておく→シャッターを押す」だけ!
最初にAUTOに設定しておきましょう。
①巻き上げ
(往復回しでもOK)
結構回しても回ります!くるくるくるっくらいだと数枚撮れるかな~くらいで、すっごく回して、もう回らんかも?くらいだと2~30枚くらい連続で撮れます。(結構回して重いのに無理に回さないように)
私は連続で何十枚も撮らないので、たくさん巻きだめはしないタイプです🙌
②シャッターを押して撮影
撮りたいものから1.5mは離れて撮ってくださいね!
これで一枚撮れます!シャッターが押せなくなったら、また巻き上げしてください。
※シャッターボタンが途中で止まってしまう場合→最後まで押し切れば戻ります。
※シャッターを押せなくなった後、巻き上げたときに一度カチッと音がしてから巻き上げが重くなりますがスプリングがきき始めただけなので大丈夫!カチッと音がしたら1枚は撮れます。
露出チェック
撮る前に、ファインダー内の丸をチェックしてね!
赤の場合は、暗くて写らない可能性もあるのでご注意ください。
スプリング解除
フィルムが入っているけど、しばらく撮影しないしスプリング解除したい(巻き上げ解除)というような場合。
巻き上げノブの真ん中のボタンを押す
↓
すると、ジャーという音がして、スプリング解除されます。
セルフタイマー
この機種はセルフタイマーが搭載されています。
レバーを動かし、シャッターを押すとシャッターが押し込まれたままになります。数秒後にシャッターが切れ、シャッターが元の位置に戻ります。
※セルフタイマーは、撮影手順などを間違えるとカメラの故障の原因にもなる場合があります。慎重に使ってください。
4:フィルムの巻き戻し・取り出し
フィルムをすべて撮影し終えると、シャッターが押せなくなります。
フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。
ボタンを押したときジャーっという音がする場合がありますが、気にしなくてOK。
巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。
※スコッと軽くなる瞬間がない、回すのが重くてフィルムがちぎれそう、などという場合は無理しないでください。そのままの状態で、カメラごと現像するお店に持って行きましょう。その場合裏蓋はあけないように。
最後、巻戻しボタンが押された状態になっている場合は、巻上げノブを時計方向に回して、巻上げノブの赤い印と▼の印をずらしてください。
フィルムを取り出したら、お早めに現像に出しましょう!
RICOH AUTOHALF SE の作例
ピント合わせしなくても、1.5mの距離からはピンボケせず写るカメラです。実際は2-3mくらいが一番はっきり写ります。
1.5mくらいの距離。近いものはこんな感じ
遠く。
あしもと。1mくらいしか離れていないので、ややボケ。
でもよく写ってますね。
最後に
この記事では、RICOH AUTOHALF SE の使い方を紹介しました。フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。もしミスがありましたら、ご連絡いただけると幸いです。
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