〔BLOG〕パピオカメラ│フィルムカメラのお店

初心者向けフィルム情報発信!フィルムカメラの情報・作例や使用方法などをアップしていきます!

OLYMPUS PEN-Dの使い方♪

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フィルムカメラ専門店パピオカメラです。

 この記事では、OLYMPUS PEN-Dの基本的な使い方を紹介します。

フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。

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*この記事について*

 始めてフィルムカメラ・マニュアルフォーカスカメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。

・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。

・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。

・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。

当ブログ、または、当ブログの写真や作成した文章などの無断使用(フリマサイトなどへの使用)はお断りいたします。フリマサイトでの販売はしておりません。


OLYMPUS PEN-Dの使い方♪

・フィルム装填や撮影で必ず行う動作

「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。フィルムをいれたり撮影する前に、慣れておきましょう♪

☘動画☘

別機種のカメラですが、動作の流れがわかります。


www.youtube.com

 

「巻き上げ⇒シャッターを押す」

 

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左手でカメラを持ち、右手親指で巻き上げ。巻き上げノブが右に行ききるまで。

 

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シャッターを押す。


上の動作ができない時

 以下をためしてみてください。

  •  巻き上げができない→シャッターを押すと巻き上げができます
  • シャッターを押せない→しっかり右に行くまで巻き上げするとシャッターが押せます。
・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!

 フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。

「2:フィルムを入れる」を省略して、「4:撮影」に進んでください。

 

1:電池を入れる

電池不要です。

2:フィルムを入れる


 35mmフィルムを入れます。直射日光は避けた場所で入れましょう。

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裏蓋開閉カギを起こします。

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裏蓋開閉カギを矢印の方向に半回転させる。裏ブタを下方向にスライドさせて、裏ブタをあけます。

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写真のように、パトローネ(フィルムが入った筒)を入れる。下から入れると入れやすいです。しっかり上まで入れるように。

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フィルムの先端をスリット(巻取り軸の溝)に差し込む。左手でカメラとパトローネをしっかり押さえて、右手でフィルムの先端を引き出すとやりやすいです。

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巻き上げノブを右(カメラの上部を上にした場合の右)に行ききるまでまわして、フィルムを巻き上げる。写真のようにフィルムの裏の白っぽい部分が見えたらいい感じ。フィルムはあわりたわまないようにして。

※フィルムがあまり巻き上がらないかぜんぜん巻き上がらない場合は、巻き上げきってからシャッターを押し、もう一度巻き上げます。

 

巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪

 

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裏ぶたを閉じる。

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裏ブタ開閉鍵も開けたときと逆のことをして元に戻します。

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裏ぶたをしっかり閉じた後、巻き戻しクランクを時計回りに、軽く重みを感じるまでまわして、たわみをとる。

 やりすぎ注意!

  

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シャッターを押す

※シャッターが押せない時は、巻き上げノブを右にやさしく回しきってから押してください。

最初のフィルムは感光しているため、「巻き上げノブを回す⇒シャッターを押す」を2~3回繰り返します。

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巻き上げノブを回す。フィルムがちゃんと装填できていれば、巻き上げノブに連動して、巻き戻しのクランクはくるくるまわる。

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シャッターを押す

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✎CHECKー装てんできているかー

 ポイントは、フィルムをセットして裏ぶたを閉じたあと、巻き上げ時に巻き戻しクランクをチェックすること!

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巻き戻しクランク

巻き上げと連動して、巻き戻しクランクが動いていたら、フィルムは装てんできています!


2~3回巻き上げ・シャッターを繰り返しても巻き戻しクランクが動いていなかったら、スリットからフィルムの先端が抜けている可能性が高いです。その場合は裏ぶたを開けて、装てんをしなおせばOK🙆

(フィルムにたるみがある場合は、すぐには巻き戻しクランクが動きません)

 

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 最後に、フィルムカウンターを手動でセットします。

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フィルムカウンターをセット。親指の腹でぎざぎざ部分を回します。36枚撮りフィルムなら72のところにセットします。

24枚撮りフィルムなら、倍の48にセットです。

フィルムカウンターは、フィルムの残り枚数を表します。逆算式なので、写真を撮るたびに数字が減っていき、フィルムを終えるころには0付近になっているはずです。実際は0より少し進むことが多いです。

✋注意
ここまで進んだら、フィルムをすべて撮り終え、巻き戻しが終了するまで、裏ブタをあけないように!

 

3:感度をセットする

 フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。

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このフィルムはISO100

 

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レンズ下にある突起をつめ先でくるくる回して、感度を合わせます。写真はASA(ISO)100のところにあっています。

 

4:撮影

 

 ☆巻き上げ・シャッターの動作はこちら 

 


①巻き上げ

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巻き上げノブを右に行ききるまでまわして、フィルムを巻き上げる。

巻き上げると、フィルムカウンターが動きます。

 

②露出をセット

 

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露出計

カメラを撮りたいものに向け、露出計を見ます。

露出計の針は、明るさに応じて動きます。露出計の針が指している数字をチェックします。

上の写真は、「10」を指しています。

 

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二つのリングを動かして窓の数字が、露出計の針が指した数字になるようにする(この場合10)

 それぞれのリングのぎざぎざした部分を持って、回して数字をあわせてください。

次は、シャッタースピードと絞りをあわせます。

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シャッタースピードと絞りをあわせます。シャッタースピードリングと絞りリングを同時に持ちながら、くるくる回すと、窓の数字を変えずに調節できます。

上の写真では、シャッタースピード1/60秒、絞りF4のところにあっています。

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シャッタースピードと絞りについて〕

○目測でのピント合わせが苦手でも絞り値を大きめに(F5.6とかF8あたりに)するとピンボケしにくいです。F1.9などだと、ボケ感を楽しめますが、距離を誤るとピンボケしやすくなります。

シャッタースピードは1/60秒以下(60,30,15,8,B)だと、てぶれに注意です!

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③ピント合わせ

 目測(自分の目で見て距離を判断します。)

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レバーを動かしてピントを合わせる。写真は3mの位置にあっている。レバー上部の数字です。

 

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〔ざっくりとピントあわせ〕

○スナップ撮影(お散歩しながら広い範囲をぱしゃっと撮る感じ)なら、3mくらい、遠ければ∞だとピントが合いやすいです。ざっくりとピントあわせするときは、絞り値は大きめ(F5.6とかF8~あたりに)しましょう。

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④シャッターを押す(ぶれないように、カメラをしっかり固定する!)

レンズに指やストラップがかからないようにお気をつけください。

これで一枚写真撮影できました!次の撮影も、巻き上げからはじめます。

 

5:フィルムの巻き戻し・取り出し

フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)

 

フィルムカウンターの数字が0付近になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。

 裏ブタはまだ開けないでください。

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カメラ底の巻き戻しボタンを押します

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巻き戻しボタンを押しながら、巻き戻しクランクを時計回りにくるくる回します。

巻き戻しボタンは押しながらです。
 

巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。

 スコッと軽くなる瞬間がない、回すのが重くてフィルムがちぎれそう、などという場合は無理しないでください。そのままの状態で、カメラごと現像するお店に持って行きましょう。その場合裏蓋はあけないように。

 

 

裏ブタを開けます。

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裏蓋開閉カギを起こします。

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裏蓋開閉カギを矢印の方向に半回転させる。裏ブタを下方向にスライドさせて、裏ブタをあけます。

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フィルムを取り出す。

フィルムを取り出したら、お早めに現像に出しましょう!

最後に

 この記事では、OLYMPUS PEN-Dの使い方を紹介しました。フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!

 

著者:papiocamera

情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>

 

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2019年に、フィルムカメラ大好きな店主が、長年やりたかったフィルムカメラのお店をオープンしました。

現在は、オンラインストアフィルムカメラを販売しています。

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