〔BLOG〕パピオカメラ│フィルムカメラのお店

初心者向けフィルム情報発信!フィルムカメラの情報・作例や使用方法などをアップしていきます!

OLYMPUS OM-30 の使い方♪


フィルムカメラ専門店パピオカメラです。この記事では、OLYMPUS OM-30の基本的な使い方を紹介します。(※使い方が共通する部分については、OLYMPUS OM-10の写真を使用しています)

 

------------------

*この記事について*

 始めてフィルムカメラ・マニュアルフォーカスカメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。

・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。

・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。

・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。

・操作方法、ボタンなどの説明は割愛している部分もございます。

当ブログ、または、当ブログの写真や作成した文章などの無断使用(フリマサイトなどへの使用)はお断りいたします。フリマサイトでの販売はしておりません。


OLYMPUS OM-30の使い方♪

☆最初に確認☆

・フィルム装填や撮影で必ず行う動作

「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。フィルムをいれたり撮影する前に、慣れておきましょう♪

☘動画☘

別機種のカメラですが、動作の流れがわかります。


www.youtube.com

 

まず、以下を確認してください。

  • 電池が入っていないとシャッターが切れません。電池が入っていない場合は、「1:電池を入れる」を参照して、電池を入れてください。

 ↓
「巻き上げ⇒シャッターを押す」

左手でカメラを持ち、右手親指で巻き上げ。巻き上げレバーが右に行ききるまで。巻き上げすると、フィルムカウンターの数字が1つ動きます。
(写真のカメラはOM-10)

 

シャッターを押す。カシャン!という音がします。
(写真のカメラはOM-10)



 上の動作ができない時

 以下をためしてみてください。

  •  巻き上げができない→シャッターを押すと巻き上げができます
  • シャッターを押せない→巻き上げするとシャッターが押せます。
・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!

 フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。

 「1:電池を入れる」から進み、「3:フィルムを入れる」を省略して、「5:撮影」に進んでください。

 

1:電池を入れる

 電池室を開けて、電池を入れます。

矢印の方向に(少し押しながら)動かして、電池室を開けてください。

電池はLR44(またはSR44)を五個使用します。

電池はLR44(またはSR44)を五個

コンビニやスーパー、百均でも売っていることが多いので、電池が切れても安心ですね!

 

新品電池を入れて、電池室を閉じます。

 次に、バッテリーチェックをします。

上の写真で、OFFのところにあるスイッチをCHECKのところまで動かします。(動作音をONにしている場合)ピーっと音が鳴り、カメラ前面の赤ランプが光ったらOK。
(写真のカメラはOM-10)

チェックしたら、スイッチをOFFに戻しておきましょう。

無反応だったら、電池を交換します。

動作音はカメラ底のスイッチでON/OFFします。

 2:レンズを付ける

 ※すでについている場合は省略

f:id:papiocamera:20200919154455j:plain

内部は絶対に触らない!!※写真は別機種のカメラ

ボディとレンズの・の部分が合うようにはめる
➁レンズとカメラを両手でしっかり持って、レンズの赤い・が、OLYMPUSの文字の下の赤いしるしのところまで来るように、レンズを時計回りに回して装着
(写真のカメラはOM-10)

カチッと音がするまで回してくださいね。
(写真のカメラはOM-10)

*レンズを外すときは…

銀色のボタンを押しながら、レンズとカメラを両手でしっかり持って、反時計回りにレンズを回して外します。
(写真のカメラはOM-10)

3:フィルムを入れる

※フィルム装填に関しては、OM-10の写真でご説明します!

フィルム装てんの操作に使用するのは、以下の4つです☆

フィルム装てんに使用

 35mmフィルムを入れます。直射日光は避けた場所で入れましょう。

巻き戻しクランクを上に引っ張ると裏蓋が開きます。

故障の原因となるので、シャッター幕部分は触れないように気を付けてください。

写真のように、パトローネ(フィルムが入った筒)を入れます巻き戻しクランクを元の位置に戻す。

フィルムの先端を引き伸ばし、スリット(巻取り軸の溝)にしっかり差し込む。フィルムは引き出し過ぎないように。フィルムの穴と歯車の歯がかみ合っているのも確認。

 

巻き上げレバーを右に行ききるまでまわして、フィルムを巻き上げる。写真のように、巻き取り軸に巻き込まれて、フィルムの裏の茶色い部分が見えたらいい感じ!


巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪

 

うまくフィルムが巻き上がらなかったら、スリットにフィルムの先を入れなおして、シャッターを押してから、もう一度巻き上げやってみてください。

 

巻き上げがうまくいったら、裏蓋をしっかり閉じます。

巻き戻しクランクを時計回りに、軽く重みを感じるまでまわして、たわみをとる。

やりすぎ注意!

シャッターを押す

 

※シャッターが押せない時は、巻き上げレバーを右にやさしく回しきってから押してください。また、電池は切れていないか確認してください。

最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返して、フィルムカウンターが1になるまでフィルムを送ります。

巻き上げレバーを右にいくまで引く

シャッターを押す。フィルムカウンターが1になるころ、写真が写り始めます。



  +++—————————————————————————+++

✎CHECKー装てんできているかー

 ポイントは、フィルムをセットして裏ぶたを閉じたあと、巻き上げ時に巻き戻しクランクをチェックすること!

巻き上げと連動して、巻き戻しクランクが動いていたら、フィルムは装てんできています!
フィルムカウンターが1になるころでも巻き戻しクランクが動いていなかったら、スリットからフィルムの先端が抜けている可能性が高いです。その場合は裏ぶたを開けて、装てんをしなおせばOK🙆

(フィルムにたるみがある場合は、すぐには巻き戻しクランクが動きません)

  +++—————————————————————————+++

 

✋注意
フィルムカウンターが1になったら、フィルムをすべて撮り終え、巻き戻しが終了するまで、裏ブタをあけないように!

 

4:感度をセットする

 フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。

 

f:id:papiocamera:20200910122354j:plain

このフィルムはISO100

外周のリングを持ち上げてくるくる回して、感度をセット。上の写真はISO100のところに合っています。

(参考)外周のリングを持ち上げてくるくる回して、感度をセットしている様子。
(写真のカメラはOM-10)

 

5:撮影

 -------------

レンズをカメラにつけていない場合は装着しておきましょう。レンズキャップがついている場合ははずしておきましょう。

 -------------

基本の撮影

このカメラは絞り優先AEカメラなので、絞りをセットすればシャッタースピードはカメラが決めてくれます☆

 

ざっくりいうと、AUTOにセット→巻き上げ→絞り調整→ピント調整→シャッターを押すの動作で撮れます。

 

 ☆巻き上げ・シャッターの動作はこちら

 

巻き上げ、シャッター以外の各動作については、下で詳しく説明します。

この続きはcodocで購入