フィルムカメラ専門店パピオカメラです。
この記事では、
minolta SR T 101の基本的な使い方を紹介します。
フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。
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*この記事について*
始めてフィルムカメラ・一眼カメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。
・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。
・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。
・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。
minolta SR T 101の使い方♪
☆最初に☆
・フィルム装填や撮影で必ず行う動作
「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。
☆TRY☆「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」
↓
☆QUESTION☆上の動作ができない時
以下をためしてみてください。
・フィルムの巻き上げができない!というとき
シャッターを押すと巻き上げができます。
・逆にシャッターを押せない!というとき
巻き上げするとシャッターが押せます。
・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!
フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。
「1:電池を入れる」から進み、「3:フィルムを入れる」を省略して、「5:撮影」に進んでください。
1:電池を入れる
電池がなくても撮影は可能ですが、露出計(明るさをはかるメーター)を動かすためには必要です。
電池室を開けて、電池を入れます。
電池を入れて、電池室を閉じます。
次に、バッテリーチェックをします。
2:レンズを付ける
※すでについている場合は省略
*レンズを外すときは…
3:フィルムを入れる
35mmフィルムを入れます。
(一部別のカメラの写真を使用して説明していますが、装填方法は同様です)
minolta SR T 101 は裏ブタを開ける際、ちょっと硬めなものが多い気がします。
開けにくいときは、上の写真でいうと、矢印が書いてある部分をしっかり持って上に引っ張ると開きます。
巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。
フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪
※シャッターが押せない時は、巻き上げレバーを右にやさしく回しきってから押してください。
最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返して、フィルムカウンターが1になるまでフィルムを送ります。
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*装填ができているかの確認
フィルムが装填できていれば、巻き上げレバーを引くたびに、この巻き戻しのクランクはくるくるまわります。
↓
※上の写真のカメラはCANON AE-1ですが、minolta SR T 101と巻き上げレバーや巻き戻しクランクの位置はほぼ同様です。
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これで、撮影できます。
4:感度をセットする
フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。
ちょっと合わせずらいですが、巻き上げレバーを少し右に動かし、写真のように持って回すと回しやすいです。
上の写真はISO100のところに合っています。
5:撮影
5-1: 撮影手順
露出計をONにセット(5-2)後、
巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ(5-3)
→露出計を見ながら、シャッタースピードと絞りを設定(5-4)
→ピント合わせ(5-5)
→シャッターを押す(5-6)の順です。
一見難しそうですが、とっても簡単♪
5-2:露出計をONにセット
5-3:巻き上げ
巻きあがらない時は、すでに巻き上がっているかもしれませんので、次に進みます。
5-4:露出計を見ながら、シャッタースピードと絞りを設定
5-4-1:露出計の見方♪
ファインダーをのぞいて、右の露出計を見ます。
露出計には二つの針があります。
・細い針(実際の明るさを示している)
明るさに応じて動きます。
具体的には、細い針は明るい場所では下に下がり、暗い場所では上に行きます。
・〇のついた針(カメラ側の明るさの設定を示している)
シャッタースピードや絞りを変えると動きます。
「実際の明るさ(細い針)=カメラ側の明るさの設定(〇のついた針)」になるようにします。
つまり、細い針に〇のついた針が追いつくように、シャッタースピードと絞りを動かして調節していきます。
↓シャッタースピードと絞りを変えて調節すると…
上の状態になれば写真の明るさはOKです!
5-4-2:おすすめはシャッタースピードの決定から♪
露出操作はシャッタースピードの決定→絞りの決定の順がおすすめ☆
手持ちだとぶれやすくなるので、シャッタースピードを決定してから、絞りを決めるのがおすすめです。(もちろん、ボケ感を重視した撮影などの場合は、先に絞り決定するのもOKです。)
シャッタースピードを決める
シャッタースピードが遅いと手振れする可能性があります。
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具体的には1/60秒よりも遅いと、手持ちだと手振れの可能性が高くなります。1/125秒より早いスピードであれば、手振れでの失敗は防げるかと思います。
詳しくは、下の☆MORE☆を参照ください。
(とはいえ、室内などでは遅くなりがちです。遅いシャッタースピードで撮影する場合、三脚を用いるか、しっかりカメラを固定し、手振れにお気をつけください。)
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☆MORE☆
・シャッタースピードを遅くしていくと(シャッタースピードが125(1/125秒)
にあっているなら60(1/60秒)、30(1/30秒)..と動かすと)
写真が明るくなっていく。ぶれやすくなる。ぶれにくいスピードに合わせます。低速にするにつれ、ボケ感はすくなくなっていきます。
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バランスを見つけるのが大事♪
↓
・シャッタースピードを速くしていくと(シャッタースピードが125(1/125秒)にあっているなら250(1/250秒)、500(1/500秒)..と動かすと)
写真が暗くなっていく。ぶれにくくなります。一方、高速になるほど絞りを開く必要が出てくるので、ピントが合っていない部分がぼけた写真になりやすくなります。
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5-4-3:絞りを決める♪
絞りをどうやって動かしても露出計の針と針が合わさらないようなら、シャッタースピードを調整してください。
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☆MORE☆
・絞り値が小さい(開放、F1.8、2など)
大きなボケ感を楽しめます。ボケ感を楽しむのは一眼レフでの楽しみでもあります(^-^)しかし、絞り値を小さくすればするほど、かなり厳しくピント合わせをする必要があります。ピント合わせにずれがあると、本来合わせたいものにピントが合わない写真になることがあります。
↑
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撮りたいイメージに合わせて調節♪
↓
↓
・絞り値が大きい(絞る、F8など)
ボケは少なくなりますが、広範囲にピントが合うようになります。
F5.6くらいの絞りから、全体の状況がわかりやすい写真になります。
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5-6:ピント合わせ
ファインダーをのぞき、ピントリングを回し、ピントを合わせます。
↓写真
ファインダーをのぞいて、真ん中にピントを合わせたいものを持ってきてよく見ます。
中央部付近がぼけている状態から、クリアに見える状態にピントを調整します。
5-7:構図を決めてシャッターを押す
ピントを合わせたら、撮りたい構図にセットしなおして(カメラと撮りたいものとの距離は変えない)、シャッターを切り、撮影しましょう。
5-8:撮影終了後
撮影を終えたら、底のスイッチをOFFに切り替えておきます。
(電池の消耗を避けるためです)
5-9: ☆その他の撮影
・セルフタイマー
フィルムの巻き上げやシャッタースピード・絞り・ピントの調節をしておく。
5:フィルムの巻き戻し・取り出し
フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)
フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。
(写真のカメラは別のカメラですが、巻き戻し方は同様です)
巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。
フィルムを取り出し、その後しばらく撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。
また、半年くらいたってくると、電池が消耗されメーターの精度が悪くなってくるので、電池交換をしましょう。
最後に
この記事では、minolta SR T 101 の使い方を紹介しました。
フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>
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2019年に、フィルムカメラ大好きな店主が、長年やりたかったフィルムカメラのお店をオープンしました。
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