フィルムカメラ専門店パピオカメラです。
この記事では、
フィルムカメラ・コンパクトカメラのフィルムの装填&取り出し(自動巻き上げ巻き戻し編)について、説明します☆
「フィルムカメラを使ってみたいけど自信がない」という方には、
コンパクトカメラの「自動巻き上げ巻き戻しタイプ」はぴったりです!
■自動巻き上げ巻き戻しタイプとは??
ここでは以下のようなカメラをそう呼ぶことにします。
・フィルムをカメラに装填した際、自動でフィルムを巻きあげてくれる
・フィルムをすべて撮り終えた後、フィルムを自動で巻き戻してくれる
フィルムカメラの中でも「オートフォーカス・フォーカスフリー」のコンパクトカメラのほとんどがこのタイプです。
フィルムカメラ・コンパクトカメラのフィルムの装填&取り出し(自動巻き上げ巻き戻し編)
★★動画★★
自動巻きカメラのフィルム装てんの様子を動画にしました💫💫
【フィルムカメラの使い方】フィルムの装てん方法 ・自動巻きカメラ
①🎦装てん失敗→②🎦装てんしなおして成功という順です。
1:フィルムの装填
1-1:前提
※カメラに電池はセットしておいてください。
※フィルム装填の際、明るすぎる場所は避けます。
35mmフィルムを入れます。
35mmフィルムとは、もっとも一般的なやつです。
1-2:裏蓋を開ける
フィルムを入れるために、裏蓋を開けます。
大体、左右どちらかの側面に、開けるためのノブがあります。
側面に裏蓋開閉ノブ
1-3:フィルム室にフィルムパトローネを入れる
フィルムが入っている筒(パトローネといいます)を入れます。
入れる場所は大きさ的にここしかない!とわかります。
右端か左端です。
1-4:フィルムを所定の位置まで引き出す
フィルムを引きだします。出しすぎないように
大体のカメラは、フィルムを引き出す位置が記されています。
1-5:フィルムのたわみがないようする。
なるべくたわみのないようにします。
フィルムが浮き上がらないようにするのが重要!
1-6:裏蓋を閉じる。
裏蓋を閉じます。
裏蓋を閉じると、フィルムを巻き上げるモーター音がします。
フィルムカウンターが動き出して1になったら、成功!
⚠️フィルムカウンターが1になったら、裏ぶたを開けないようにしましょう!
フィルムを全て撮りきり、フィルムの巻き戻し(自動で巻き戻るカメラが多いです)が終わるまでは、裏ぶたを開けないこと!フィルムが感光してしまいます。
✎POINT
ポイントは、フィルムをセットして裏ぶたを閉じたあと、フィルムカウンターをチェックすること!
フィルムカウンターが1になっていなかったら、装てんに失敗しています。その場合は裏ぶたを開けて、装てんをしなおせばOK🙆
(裏蓋を閉じただけでは巻き上げれず、シャッターを押す必要のあるカメラや電源を入れる必要のあるカメラもあります。1-7:巻き上げがされない時を参照)
★1-7:巻き上げがされない時…★
⚠️フィルムを装てんして裏蓋を閉じただけでは、巻き上げされないカメラもあります。
自分のカメラがどういうタイプのカメラかは、覚えておくと安心😌
・シャッターを押すと巻き上げが始まるカメラ(KONICA BIG miniなど)
・シャッターを2-3回ほど押して、フィルムカウンターが1になるカメラ(フィルムカウンターがデジタルでないものに多いです)
このようなカメラの中には、裏蓋を閉じただけでは巻き上げれず、シャッターを押す必要のあるカメラもあります。その場合は、電源を入れ、何度かシャッターを押してみます。シャッターを押すたびにモーター音がし、フィルムカウンターが動いていけば、フィルムが巻き上げられているといえます。フィルムカウンターが動き出して1になったあたりから、撮影ができます。
・電源を入れると巻き上げが始まるカメラ(CANON AUTOBOY LUNA、CANON AUTOBOY Sなど)
CANONオートボーイS系やオートボーイLUNAなどはこの系統です。
裏蓋を閉じた後、電源を入れると、巻き上げが始まります。
オートボーイS系はカメラ裏のダイヤルをAUTOに設定すると、電源が入ります。
オートボーイLUNAはレンズカバーを開くと電源が入ります。
・上のカメラに当てはまらない→装てんしなおします
裏蓋を開いて、フィルムにたわみがないか、フィルムの先端がフィルムを引き出す位置まできちんと引き出されているか、フィルムパトローネがちゃんと所定の位置にはまっているかなど確認します。
装てんの失敗の原因のほとんどはフィルムの引き出し量が足りないことです。(逆に多すぎる場合も)
引き出し量を調整して、フィルムのたるみをなるべくなくして裏ぶたをしめます。
フィルムカウンターが1になれば成功!
⚠️フィルムを最初にすべて巻き上げるタイプのカメラもあります。
その場合は、フィルムカウンターを見て、フィルムの撮影可能枚数前後になっていれば、フィルムの装てんに成功しています。(24枚撮りのフィルムなら、フィルムカウンターが「24」前後になっていたらOKです!)
2:フィルムの取り出し
多くのコンパクトカメラは、フィルムをすべて撮り終えた後、何もしなくてもフィルムを自動で巻き戻してくれます。
2-1:自動で巻き戻し・巻き戻し終了後、フィルムを取り出す
フィルムをすべて撮り終えると、自動で巻き戻しが開始されます。
フィルムカウンターが0になったら、裏蓋を開けてフィルムを取り出します。
取り出したフィルムは早めに現像に出しましょう。
自動で巻き戻しが開始され、フィルムカウンターが0になった
★2-2:巻き戻しがされない時…★
2-2-1:枚数分撮ったのに、巻き戻しがはじまらない
カメラによっては、24枚撮りなのにフィルムカウンターが26などになるまで巻き戻しされないこともあります。
2-2-2:枚数分前後撮影し、「シャッターを押したときいつもと違う音がした、シャッターが押せない」などの状態で巻き戻しがはじまらない
巻き戻しのボタンなどを押す必要があるかもしれません。
フィルムカウンターが液晶ではないカメラに多いです。
その場合、カメラ上部、または下部に巻き戻しのためのボタンやノブがあります。
ボタンを押したりノブを引いたりすると、巻き戻しが開始されます。
この辺りは、カメラによって異なります。カメラボディに巻き戻し方が書いてあることもあります。
巻き戻しが終わると、巻き戻し音が変わるので、自動で音がやまない時は、ボタンやノブを元の位置に戻したり、解除します。
2-2-3:巻き戻しボタンなどを押しても巻き戻らない時
カメラの使用法を誤っているか、電池の容量が不足しているか、カメラの故障などの可能性があります。
裏蓋を開けると感光してしまうので、現像してくれるお店などにカメラごと持ち込んで、フィルムを取り出してもらうのが良いかと思います。
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。
記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>