フィルムカメラ専門店パピオカメラです。
この記事では、
PENTAX ESIIの基本的な使い方を紹介します。
フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。
マニュアル(1/1000-1/60秒、B)の撮影もできますが、ここではオート撮影について説明します。
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*この記事について*
始めてフィルムカメラ・一眼レフカメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。
・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。
・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。
・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。
PENTAX ESIIの使い方♪
☆最初に☆
・フィルム装填や撮影で必ず行う動作
「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。
☆TRY☆「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」
↓
最初にシャッターダイヤルの設定とシャッターロックの解除をしておきます。
・シャッターロックの解除はしないとシャッターが切れないです。
Lの文字が見えていればロックがかかっているので、手前にレバーを引き、ロックを解除してください。
※シャッターダイヤルの設定は1000でなくても良いのですが、レンズなしでAUTOに設定してシャッター切るとミラーアップするので一応1000に設定としています。
ミラーアップしたときは、AUTO以外を選択するかプレビューボタンを押し下げると下がります。
☆QUESTION☆上の動作ができない時
以下をためしてみてください。
・フィルムの巻き上げができない!というとき
シャッターを押すと巻き上げができます。
・逆にシャッターを押せない!というとき
巻き上げするとシャッターが押せます。
または、シャッターのロックがかかっていないか、もう一度確認してください。
・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!
フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。
「1:電池を入れる」から進み、「3:フィルムを入れる」を省略して、「5:撮影」に進んでください。
1:電池を入れる
ここではピンセットの先を差し込んでいます。銀色の部分を右に動かすと開きます。
+と-の方向を間違えないように注意してください。
電池を入れて、電池室を閉じます。
2:レンズを付ける
※すでについている場合は省略
ねじ込み式なので、ねじのように時計回りにくるくるまわすだけです。
※レンズについているレバーは、ESIIに取り付けたときはMANとAUTOの切り替えができないようになっています。
※以下のレンズはESIIでは使えません。
(SMCのものは装着できます)
Super-Takumar 50mm f/1 .4
Super-Takumar 55mm f/1.8
*レンズを外すときは…
レンズの根元をしっかり持って、反時計回りにくるくる回すだけです。
3:フィルムを入れる
35mmフィルムを入れます。
(主にNIKON EMの写真を使用しています)
巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。
フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪
※シャッターが押せない時は、巻き上げレバーを右にやさしく回しきってから押してください。シャッター付近にLの文字が見えていればロックがかかっているので、シャッタについているレバーを手前に引き、ロックを解除してください。
最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返してフィルムを送ります。
*装填ができているかの確認
上で説明した「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」の過程で左の巻き戻しクランクがくるくるまわれば、フィルムはちゃんと送られています。フィルムが装填できていれば、巻き上げレバーを引くたびに、この巻き戻しのクランクはくるくるまわります。
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4:感度をセットする
フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。
上の写真はASA(ISO)100のところに合っています。
※☀マークとかは入れたフィルムの種類を残しておく備忘録的なものです。巻き上げクランクをたちあげれば設定できますが、ここでは省略します。
5:撮影
5-1: 撮影手順
オートにセット(5-2)後、
巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ(5-3)
→絞り合わせ(5-4)
→(露出計のスイッチを入れる)(5-5)
→ピント合わせ(5-6)
→シャッターを押す(5-7)の順です。
(オートにセットとシャッターを押す以外は順番は変わっても大丈夫です。)
5-2:AUTO(絞り優先AE)
AUTOに設定すれば、絞りを設定すれば、カメラが自動でシャッタースピードを合わせてくれます。
プレビュースイッチを上にあげるとピントが合っている範囲がわかるのですが、画面が暗くなるので、下げておきます。
5-3:巻き上げ
巻きあがらない時は、すでに巻き上がっているかもしれませんので、絞り合わせ→ピント合わせ→シャッターを押すをしてみます。
5-4:絞り合わせ
絞りを変えると、ボケ感をコントロールできます。
絞り値が小さくなるほどピントが合う部分が小さくなり、その分ボケ感は大きくなります。
逆になるべく全体にピントを合わせたい(写ルンですのように)場合は、絞り値を大きくしていきます。
迷ったら、とりあえず、f5.6か8くらいにしてみます。
<天気(明るさ)での目安>
晴天f8-f11
曇りf4-f5.6
屋内f2-f2.8
5-5:露出計のスイッチを入れる
ファインダーをのぞき、シャッターを優しく半押しします(ぐっと押し込まない程度)
すると、露出計が作動します。
・手振れについて
シャッタースピードが遅いと手振れする可能性があります。
遅い場合は、絞りの調節に戻り、絞りの値を小さく(f5.6なら4、2.8と動かすなど)していきます。そのままの設定で撮影したい場合は、カメラをしっかりと固定して、ぶれに注意してください。またはわざとぶれた写真にしたい場合は、そのままでOKです☆
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具体的には1/60秒(露出計の数字では60)よりも遅いと、手持ちだと手振れの可能性が高くなります。1/125秒(露出計の数字では125)より早いスピードであれば、手振れでの失敗は防げるかと思います。
(とはいえ、室内などでは遅くなりがちです。遅いシャッタースピードで撮影する場合、三脚を用いるか、しっかりカメラを固定し、手振れにお気をつけください。)
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・露出計の1000より上に針があった場合
明るすぎる写真になります。絞りの値を大きく(f5.6なら8、11と動かすなど)していきます。
5-6:ピント合わせ
ファインダーをのぞき、ピントリングを回し、ピントを合わせます。
ファインダーをのぞいて、ピントを合わせたいものをよく見ます。
ピントを合わせたいものがぼけている状態から、クリアに見える状態にピントを調整します。
5-7:シャッターを押す
ピントを合わせたら、シャッターを切り、撮影しましょう。
(明るさなどが変わっていたら、もう一度シャッター半押しで露出を確認します)
次の撮影も「巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ→絞り合わせ→(露出計のスイッチを入れる)→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。(シャッターを押す以外は順番は変わっても大丈夫です。)」で撮影です。
5-8:撮影後
プレビュースイッチがもし上がっていると電池を消耗するので、下げておきます。
6:フィルムの巻き戻し・取り出し
フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)
フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、
フィルムを巻き戻していきます。
(主にNIKON EMの写真を使用しています)
巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。
フィルムを取り出し、その後しばらく撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。
また、半年くらいたってくると、電池が消耗されメーターの精度が悪くなってくるので、電池交換をしましょう。
最後に
この記事では、PENTAX ESII の使い方を紹介しました。
フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!
著者:papiocamera
情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>
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