〔BLOG〕パピオカメラ│フィルムカメラのお店

初心者向けフィルム情報発信!フィルムカメラの情報・作例や使用方法などをアップしていきます!

FUJICA COMPACT35 の使い方♪

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フィルムカメラ専門店パピオカメラです。

 

この記事では、

FUJICA COMPACT35 の基本的な使い方を紹介します。

フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。

 

 

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*この記事について*

 始めてフィルムカメラ・マニュアルフォーカスカメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。

・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。

・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。

・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。

 

 

FUJICA COMPACT35の使い方♪

1:電池を入れる

電池不要です!

光で動くカメラです。

 

2:フィルムを入れる

35mmフィルムを入れます。

 

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側面の裏蓋開閉ノブを上に引っ張って、裏蓋を開ける

 

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巻き戻しクランクを上に引っ張る

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パトローネ(フィルムの筒)を入れて、巻き戻しクランクをしっかりもとに戻す。

 

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フィルムの先をのばし、差し込みやすいスリットに差し込む


 

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右に行ききるまでしっかり巻き上げる。

巻き上げ出来ない時はシャッターを切ってから試してみてください。

 

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フィルムの穴と歯車がかみ合っているのを確認して、裏蓋を閉じます。

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たわみが気になるようなら、巻き戻しクランクを時計回りに軽く回します。

 

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シャッターを切る

フィルムカウンターが1になるまで、「巻き上げ⇒シャッターを切る」を繰り返します。

 

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巻き上げ。

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シャッターを切る

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フィルムカウンターが1になるころには、写り始めます。

 


3:感度をセットする

フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。

 

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このフィルムの場合はISO100なので、100です。

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赤い印を感度の数字に合わせます。ISO100のフィルムなら、ASA100のところに合わせます。


 

4:撮影

 

巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。

 

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巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ


右に回りきるまで。

巻きあがらない時は、すでに巻き上がっているかもしれませんので、下のピント合わせ→シャッターを押すをしてみます。


★ピント合わせ

 ピントリングを回して、ピントを合わします。

絞り環はA(AUTO)にセットすると、露出(明るさ)は自動になります。

(A以外だとシャッタースピードは定速1/30秒です)

 

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ピントリングを回してピントを合わせる。写真は3mのところに合っています。

 

目で見て撮りたいものまでの距離を判断し、ピントを合わせます。

 

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★距離合わせのこつ★

 

シャッターを半押ししながら、ファインダーをのぞいてみる。

 

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ファインダー内に左:露出の情報、下:距離の情報が出ています。

※絞り環がA以外にあっていると、露出の針は動きません。

 

上の写真でわかりにくいですが、ピクトグラムの下にレンズが見えます。

ピントリングが見えるので、ファインダーをのぞきながらピント合わせができます。

 

 

・露出の情報(暗めの場所での注意点)

暗い場所などで針が上に行くほど、ピントが全体に合いにくくなります(ピンボケが発生しやすい)。針が上のほうにあるときは、ピント合わせはしっかりめに。また、手振れもしやすくなるので手振れにも注意です!

 

ピクトグラム
距離感がわかりにくいときは、ピクトグラムを参考に。

・顔→90cmくらい(顔のアップが写るくらい)

・人一人→1.5m(人の上半身くらい)

・人三人→3m(三人の全身がうつるくらい)

・山→遠景

 

・屋外のスナップ撮影

3mに合わせておくと、ピントが合いやすいです。

 

慣れるまでは、ピント合わせに失敗することもあるかもしれませんが、ピントが合っていなくて逆に面白い写真が撮れることも!?

 

 

 



シャッターを押します。

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シャッターを押します。



次の撮影も、巻き上げノブでフィルムを巻き上げ→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。

MF(マニュアルフォーカス)に慣れていない間は、ピント合わせを忘れがちなので注意!

 

5:フィルムの巻き戻し・取り出し

フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)

フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、
フィルムを巻き戻していきます。

 

 

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カメラ底の巻き戻しボタンを押します

 

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巻き戻しクランクを時計回りにくるくる回します。





巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。

 

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側面の裏蓋開閉ノブを上に引っ張って、裏蓋を開ける





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裏蓋が開きます。フィルムはパトローネ(フィルムの筒)の中に入り込んでいます。

 

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巻き戻しクランクを上に引っ張る

 

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フィルムを取り出す。カメラを傾けると取り出しやすいです。

 

 

 

最後に

 

この記事では、FUJICA COMPACT35 の使い方を紹介しました。

 

フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!

 

 

 

著者:papiocamera

情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>

 

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-𝙥𝙖𝙥𝙞𝙤 𝙘𝙖𝙢𝙚𝙧𝙖-(パピオカメラ)


⁡〖 お店について 〗

2019年に、フィルムカメラ大好きな店主が、長年やりたかったフィルムカメラのお店をオープンしました。

現在は、オンラインストアフィルムカメラを販売しています。

「フィルムって楽しい」と思っていただけるよう、Instagramでの情報発信や、フィルムカメラの使い方BLOGなども作成しています。

 

🎞ˊ˗ フィルムの魅力発信してます▶▶インスタグラム

 

minolta SR T 101 の使い方♪

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フィルムカメラ専門店パピオカメラです。

 

この記事では、

minolta SR T 101の基本的な使い方を紹介します。

フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。

 

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*この記事について*

 始めてフィルムカメラ・一眼カメラを使う方でもわかりやすいように解説していますので以下の点ご留意ください。

・説明書よりも詳しく書いている部分、逆に省いて記載している部分があります。

・一般的な呼び方とは異なる名称で記載している部分があります。

・記載内容(フィルム装填の順番や撮影方法など)は使用説明書などと一致していない場合があります。なるべくやりやすいと思われるやり方で解説しています。

 


minolta SR T 101の使い方♪

☆最初に☆

・フィルム装填や撮影で必ず行う動作

 

「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。

 

 

 ☆TRY☆「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」

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フィルムの巻き上げ。巻き上げレバーが右に行ききるまで。


 

 

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シャッターを押す。カシャン!という音がします。


 

 

☆QUESTION☆上の動作ができない時

 

以下をためしてみてください。

 

・フィルムの巻き上げができない!というとき

シャッターを押すと巻き上げができます。

 

・逆にシャッターを押せない!というとき

巻き上げするとシャッターが押せます。

 

 

・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!

 

フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。

 

「1:電池を入れる」から進み、「3:フィルムを入れる」を省略して、「5:撮影」に進んでください。

 

 


1:電池を入れる

 電池がなくても撮影は可能ですが、露出計(明るさをはかるメーター)を動かすためには必要です。

電池室を開けて、電池を入れます。

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カメラの底。くるくる回して開けます。両手の親指を使って回すと回しやすいです。






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電池は代替電池のLR625を使用しました。電池を入れる向きは上(表)が+。


 



電池を入れて、電池室を閉じます。

 

 

次に、バッテリーチェックをします。

 

 

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底のスイッチをB.C.に切り替える。指を押し付けながらくるっと動かします。

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ファインダーをのぞき、右の露出計を見ます。B.C.にスイッチを入れると、細い針が四角いでっぱりがある部分に移動します。この状態ならバッテリー容量は大丈夫です。


 

2:レンズを付ける

 

※すでについている場合は省略

 

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内部は絶対に触らない!!

 

 

 

 

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ボディとレンズの・の部分が合うようにはめる。レンズの付け根を持って、時計回りに回転させる。



 

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レンズを装着できた。


 

*レンズを外すときは…

 

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銀のボタンを下に押し下げながら、レンズの付け根を持って、反時計回りに回して外す。

 

3:フィルムを入れる

  

35mmフィルムを入れます。

 

 (一部別のカメラの写真を使用して説明していますが、装填方法は同様です)

 

 

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巻き戻しクランクを上に引っ張ると裏蓋が開きます。

 minolta SR T 101 は裏ブタを開ける際、ちょっと硬めなものが多い気がします。

開けにくいときは、上の写真でいうと、矢印が書いてある部分をしっかり持って上に引っ張ると開きます。

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パカーンと開きます

 

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故障の原因となるので、シャッター幕部分は触れないように気を付けてください。

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写真のように、パトローネ(フィルムが入った筒)を入れます。

 

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巻き戻しクランクを元の位置に戻す。

 

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フィルムの先端をスリットに刺す。


 

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巻き上げレバーを右にいききるまで動かし、フィルムを巻き上げる

 巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。

 

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フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪

 

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たわみが気になるようなら、巻き戻しクランクを時計回りに軽く回します。

 

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裏蓋をしっかり閉じる。

 

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シャッターを押す



※シャッターが押せない時は、巻き上げレバーを右にやさしく回しきってから押してください。

 

 

最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返して、フィルムカウンターが1になるまでフィルムを送ります。

 

 

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巻き上げレバーを引く

 

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シャッターを押す



 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

*装填ができているかの確認

フィルムが装填できていれば、巻き上げレバーを引くたびに、この巻き戻しのクランクはくるくるまわります。

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巻き上げレバーを引くたびに、この巻き戻しのクランクはくるくるまわる。

 ※上の写真のカメラはCANON AE-1ですが、minolta SR T 101と巻き上げレバーや巻き戻しクランクの位置はほぼ同様です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

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フィルムカウンターが1になった

これで、撮影できます。
 

4:感度をセットする

 

フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。

 

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このフィルムはISO100

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感度調節ダイヤル(外側)を指で持ち上げたままくるくる回して、感度を合わせます。

 

ちょっと合わせずらいですが、巻き上げレバーを少し右に動かし、写真のように持って回すと回しやすいです。


上の写真はISO100のところに合っています。

 

 

5:撮影

5-1: 撮影手順

 

露出計をONにセット(5-2)後、

 

巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ(5-3)

→露出計を見ながら、シャッタースピードと絞りを設定(5-4)

→ピント合わせ(5-5)

→シャッターを押す(5-6)の順です。

 

一見難しそうですが、とっても簡単♪

 

5-2:露出計をONにセット

 

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露出計をONにセット。指を押し付けながらくるっと回すとセットできます。


 

5-3:巻き上げ

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巻き上げレバーを右に行ききるまで動かす

 

巻きあがらない時は、すでに巻き上がっているかもしれませんので、次に進みます。

 

5-4:露出計を見ながら、シャッタースピードと絞りを設定

 

5-4-1:露出計の見方♪

ファインダーをのぞいて、右の露出計を見ます。

露出計には二つの針があります。

 

・細い針(実際の明るさを示している)

明るさに応じて動きます

具体的には、細い針は明るい場所では下に下がり、暗い場所では上に行きます。

 

・〇のついた針(カメラ側の明るさの設定を示している)

シャッタースピードや絞りを変えると動きます。

 

「実際の明るさ(細い針)=カメラ側の明るさの設定(〇のついた針)」になるようにします。

 

つまり、細い針に〇のついた針が追いつくように、シャッタースピードと絞りを動かして調節していきます。

 

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右に露出計。細い針に〇のついた針が追いつくように、シャッタースピードと絞りを調節していきます。

 

 

 

 

シャッタースピードと絞りを変えて調節すると…

 

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細い針に〇のついた針が追いついた♪

上の状態になれば写真の明るさはOKです!

 

5-4-2:おすすめはシャッタースピードの決定から♪

露出操作はシャッタースピードの決定→絞りの決定の順がおすすめ☆

 

 手持ちだとぶれやすくなるので、シャッタースピードを決定してから、絞りを決めるのがおすすめです。(もちろん、ボケ感を重視した撮影などの場合は、先に絞り決定するのもOKです。)

 

 

シャッタースピードを決める

 

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シャッタースピードダイヤルを動かします。写真はシャッタースピードが1/60秒にあっている。

 

シャッタースピードが遅いと手振れする可能性があります。

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具体的には1/60秒よりも遅いと、手持ちだと手振れの可能性が高くなります。1/125秒より早いスピードであれば、手振れでの失敗は防げるかと思います。

詳しくは、下の☆MORE☆を参照ください。


 (とはいえ、室内などでは遅くなりがちです。遅いシャッタースピードで撮影する場合、三脚を用いるか、しっかりカメラを固定し、手振れにお気をつけください。)

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☆MORE☆

シャッタースピードを遅くしていくと(シャッタースピードが125(1/125秒)

にあっているなら60(1/60秒)、30(1/30秒)..と動かすと)

 

写真が明るくなっていく。ぶれやすくなる。ぶれにくいスピードに合わせます。低速にするにつれ、ボケ感はすくなくなっていきます。



バランスを見つけるのが大事♪

 
シャッタースピードを速くしていくと(シャッタースピードが125(1/125秒)にあっているなら250(1/250秒)、500(1/500秒)..と動かすと)

 

写真が暗くなっていく。ぶれにくくなります。一方、高速になるほど絞りを開く必要が出てくるので、ピントが合っていない部分がぼけた写真になりやすくなります。

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5-4-3:絞りを決める♪

 

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露出計を見ながら、露出計の細い針に〇のついた針が追いつくように絞りリングをまわす。写真の絞りはf1.7のところに合っています。

 

絞りをどうやって動かしても露出計の針と針が合わさらないようなら、シャッタースピードを調整してください。

 

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☆MORE☆

・絞り値が小さい(開放、F1.8、2など)

 

大きなボケ感を楽しめます。ボケ感を楽しむのは一眼レフでの楽しみでもあります(^-^)しかし、絞り値を小さくすればするほど、かなり厳しくピント合わせをする必要があります。ピント合わせにずれがあると、本来合わせたいものにピントが合わない写真になることがあります。



撮りたいイメージに合わせて調節♪


・絞り値が大きい(絞る、F8など)

 

ボケは少なくなりますが、広範囲にピントが合うようになります。
F5.6くらいの絞りから、全体の状況がわかりやすい写真になります。

 -------------

 

5-6:ピント合わせ

ファインダーをのぞき、ピントリングを回し、ピントを合わせます。

 

 ↓写真

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ファインダーをのぞきながら、ピントリングを回す。写真では0.6mと0.7mの間くらいのところにピントがあっている。


 

ファインダーをのぞいて、真ん中にピントを合わせたいものを持ってきてよく見ます。

 

中央部付近がぼけている状態から、クリアに見える状態にピントを調整します。

 

 

5-7:構図を決めてシャッターを押す

ピントを合わせたら、撮りたい構図にセットしなおして(カメラと撮りたいものとの距離は変えない)、シャッターを切り、撮影しましょう。

 

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シャッターを切る。カメラをしっかり固定して、ブラさないように気を付ける。



 

5-8:撮影終了後

 

撮影を終えたら、底のスイッチをOFFに切り替えておきます。

 

(電池の消耗を避けるためです)

 

5-9: ☆その他の撮影

 

 

・セルフタイマー

 フィルムの巻き上げやシャッタースピード・絞り・ピントの調節をしておく。

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セルフタイマーレバーを倒す


 

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ボタンを押すとレバーが動き始める。

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レバーがこのくらいの位置まで動くと、シャッターが切れます。

 

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レバーはシャッターが切れた後も動き、元の位置にもどる。



 

 

5:フィルムの巻き戻し・取り出し

フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)

 

フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。

 

(写真のカメラは別のカメラですが、巻き戻し方は同様です)

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カメラ底の巻き戻しボタンを押します


 

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巻き戻しクランクを時計回りにくるくる回します。

 

 

巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。

 

 

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裏蓋を開ける。



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フィルムを取り出す。カメラを傾けると取り出しやすいです。

 


フィルムを取り出し、その後しばらく撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。

 


また、半年くらいたってくると、電池が消耗されメーターの精度が悪くなってくるので、電池交換をしましょう。

 

 

 

最後に

 

この記事では、minolta SR T 101 の使い方を紹介しました。

 

フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!

 

 

 

著者:papiocamera

情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>

 

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2019年に、フィルムカメラ大好きな店主が、長年やりたかったフィルムカメラのお店をオープンしました。

現在は、オンラインストアフィルムカメラを販売しています。

「フィルムって楽しい」と思っていただけるよう、Instagramでの情報発信や、フィルムカメラの使い方BLOGなども作成しています。

 

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【カメラ情報・作例】CANON AUTOBOY LUNA

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 フィルムカメラ専門店パピオカメラです。

 

この記事では、

CANON AUTOBOY LUNA(ルナ)は「どんなカメラなのか(カメラ情報)、どんな写真が撮れるのか(作例)」を紹介します。

続きを読む

CANON AE-1の使い方♪

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フィルムカメラ専門店パピオカメラです。

 

この記事では、

CANON AE-1の基本的な使い方を紹介します。

フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。

 

 

 


CANON AE-1の使い方♪

☆最初に☆

・フィルム装填や撮影で必ず行う動作

 

「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。

 

まず、

電池が入っていないとシャッターが切れません。電池が入っていない場合は、「1:電池を入れる」を参照して、電池を入れてください。

 

ロックがかかっているときは、シャッターが切れません。

シャッターレバーをLからAに移動させてください。

 ↓

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LからAに移動

 

 ☆TRY☆「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」

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フィルムの巻き上げ。巻き上げレバーが右に行ききるまで。

 

 

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シャッターを押す。カシャン!という音がします。

 

 

☆QUESTION☆上の動作ができない時

 

以下をためしてみてください。

 

・フィルムの巻き上げができない!というとき

シャッターを押すと巻き上げができます。

 

・逆にシャッターを押せない!というとき

巻き上げするとシャッターが押せます。

 

 

・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!

 

フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。

 

「1:電池を入れる」から進み、「3:フィルムを入れる」を省略して、「5:撮影」に進んでください。

 

 


1:電池を入れる

 

電池室を開けて、電池を入れます。

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写真のように電池蓋を開けます。





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電池は4LR444SR44を使用。電池を入れる向きは上が+。

 



電池を入れて、電池室を閉じます。

 

 

次に、バッテリーチェックをします。

 

 

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黒いボタン(バッテリーチェックボタン)を押します。押しながら、ファインダーをのぞきます。

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ボタンを押しながら右のメーターを確認。右のメーターの針が、2.8くらいならOK。5.6より下なのを確認します。5.6あたりを指しているときは、電池をほかのものに変えます。

 

2:レンズを付ける

 

※すでについている場合は省略

 

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内部は絶対に触らない!!

 

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写真のように赤丸が出ていないかチェック。出ていたら、解除する。

 

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赤丸が出ていなければOK

 

 

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ボディとレンズの・の部分が合うようにはめる


 

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写真のように時計回りにレンズを回して装着


 

 

絞りがAUTOになっていない時は、AUTOにしておきます。

 

 

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絞りをAUTOにかえる

 

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絞りがAUTOになった。

 

*レンズを外すときは…

 

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写真のように外します。


 

 

3:フィルムを入れる

 

シャッターレバーをAにしておきます。

 

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シャッターレバーをAに

 

35mmフィルムを入れます。

 

 (別のカメラを使用して撮影していますが、装填方法は同様です)

f:id:papiocamera:20200910144714j:plain

巻き戻しクランクを上に引っ張ると裏蓋が開きます。

 

f:id:papiocamera:20200910144750j:plain

パカーンと開きます

 

f:id:papiocamera:20200913134011j:plain

故障の原因となるので、シャッター幕部分は触れないように気を付けてください。

f:id:papiocamera:20200910144809j:plain

写真のように、パトローネ(フィルムが入った筒)を入れます。

 

f:id:papiocamera:20200910144839j:plain

巻き戻しクランクを元の位置に戻す。

f:id:papiocamera:20200910144858j:plain

フィルムの先端をスリット(巻取り軸の溝)に差し込む

 

f:id:papiocamera:20200910144941j:plain

フィルムの先端をスリットに刺す。

 

 

f:id:papiocamera:20200913135450j:plain

巻き上げレバーでフィルムを巻き上げる


 

巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。

 

フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪

 

 

 

f:id:papiocamera:20200910145320j:plain

たわみが気になるようなら、巻き戻しクランクを時計回りに軽く回します。

 

 

f:id:papiocamera:20200910145412j:plain

裏蓋をしっかり閉じる。

 

 

f:id:papiocamera:20200919120411j:plain

シャッターを押す

 

※シャッターが押せない時は、巻き上げレバーを右にやさしく回しきってから押してください。また、シャッターレバーがAになっているか、電池は切れていないか確認してください。

 

 

最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返して、フィルムカウンターが1になるまでフィルムを送ります。

 

 

f:id:papiocamera:20200919120331j:plain

巻き上げレバーを引く


 

f:id:papiocamera:20200919120411j:plain

シャッターを押す

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

*装填ができているかの確認

フィルムが装填できていれば、巻き上げレバーを引くたびに、この巻き戻しのクランクはくるくるまわります。

f:id:papiocamera:20200920141712j:plain

巻き上げレバーを引くたびに、この巻き戻しのクランクはくるくるまわる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

f:id:papiocamera:20200919131246j:plain

フィルムカウンターが1になった(0と2の間)

これで、撮影できます。
 

4:感度をセットする

 

フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。

 

f:id:papiocamera:20200910122354j:plain

このフィルムはISO100

f:id:papiocamera:20200919131445j:plain

感度調節ダイヤル(外側)を指で持ち上げたままくるくる回して、感度を合わせます。

ちょっと合わせずらいですが、巻き上げレバーを少し右に動かし、写真のように持って回すと回しやすいです。


上の写真はISO200のところに合っています。

 

 

5:撮影

5-1: 撮影手順

 

シャッターレバーをAにセット(5-2)後、

 

巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ(5-3)

シャッタースピードを設定(5-4)

→(露出計のスイッチを入れる)(5-5)

→ピント合わせ(5-6)

→シャッターを押す(5-7)の順です。

 

(シャッターレバーをAにセットとシャッターを押す以外は順番は変わっても大丈夫です。)

 

 -------------

AUTO撮影の場合、レンズはAUTOに設定しておいてください。

 

AUTOに設定すれば、シャッタースピードを設定すれば、カメラが自動で絞りを合わせてくれます。

 

AUTOから外すとマニュアル露出での撮影になります。(マニュアル露出での撮影については割愛させていただきます。)

 

 

f:id:papiocamera:20200919130335j:plain

AUTOに設定。写真のように時計回りにレンズを回して装着。

f:id:papiocamera:20200919130425j:plain

Aが上に来ればOK

 -------------

5-2:シャッターレバーをAにセット

 

f:id:papiocamera:20200918161105j:plain

シャッターレバーをAにセット


 

5-3:巻き上げ

f:id:papiocamera:20200919120331j:plain

巻き上げレバーを右に行ききるまで動かす




巻きあがらない時は、すでに巻き上がっているかもしれませんので、次に進みます。

 

 

5-4:シャッタースピードを設定

 

f:id:papiocamera:20200919133419j:plain

シャッタースピードダイヤルをくるくる回して、設定します。写真は1/125秒に設定されています。

  -------------

シャッタースピードダイヤルの数字は、1000-2(白文字の2)までは、1/1000秒-1/2秒を表します。1は1秒、その次のオレンジの2は2秒、Bはバルブ撮影(長時間露光)となります。

  -------------

 

 

撮影したいものの明るさや、動きをどう表現したいかによってシャッタースピードを決定します。

 

 

迷ったらとりあえず、1/125秒くらいにして、露出計で適正露出(ちょうどいい明るさ)になっているかをみます(5-5:露出計のスイッチを入れるに進む)。

 

(1/125秒以上の早いスピードであれば、手振れでの失敗は防げるため。)

 

 

-------------

☆MORE☆

シャッタースピードを遅くしていくと(シャッタースピードが125(1/125秒)

にあっているなら60(1/60秒)、30(1/30秒)..と動かすと)

 

写真が明るくなっていく。ぶれやすくなる。ぶれにくいスピードに合わせます。低速にするにつれ、ボケ感はすくなくなっていきます。



バランスを見つけるのが大事♪

 


シャッタースピードを速くしていくと(シャッタースピードが125(1/125秒)にあっているなら250(1/250秒)、500(1/500秒)..と動かすと)

 

写真が暗くなっていく。ぶれにくくなります。一方、高速になるほど絞りを開く必要が出てくるので、ピントが合っていない部分がぼけた写真になりやすくなります。

 -------------

 

 

 

5-5:露出計のスイッチを入れる

 

ファインダーをのぞき、シャッターを優しく半押しした状態でキープすると(ぐっと押し込まない程度)、露出計が作動します。

 

※スクリーン真ん中付近の明かりをはかります。

※シャッターから指を外すと、露出計は作動しません。

 

 ↓露出計

f:id:papiocamera:20200919135125j:plain

右に露出計。明るさと設定したシャッタースピードに合わせて、カメラが選んだ絞りが表示されています。写真ではf4とf2.8の間くらい。
*露出計を見て、明かりが適切かどうかを判断

露出計の針が、明るさが適切かどうか教えてくれます。

 

明るさは、露出計の針が上の赤いゾーンに入っていたり、赤いランプがつかなければ適正◎

 

そうでないときは、シャッタースピードダイヤル を動かします(どう動かすかは下を参考にして下さい)。

 

そして、またシャッターを半押しして、明るさが適正になっているかを露出計をチェックしてみてください。

 

 

・露出計の下に針がいき、赤いランプがつく場合

暗い写真になってしまいます。シャッタースピードダイヤルを動かし、シャッタースピードを遅くします。125にセットしていたなら60、30..と動かすなどにしていきます。

 

 ↓写真

f:id:papiocamera:20200919140338j:plain

露出計の下に針がいき、赤いランプがつく


 

シャッタースピードを遅くするときに注意すること。

1/125秒より早いスピードであれば、手振れでの失敗は防げるかと思います。
60(1/60秒)より遅く(1/30,1/15....)なると、手振れしやすくなってきます。カメラをしっかりと固定して、ぶれに注意してください。またはわざとぶれた写真にしたい場合は、そのままでOKです☆

 

 

・露出計の上の赤いゾーンに針がきている場合


明るすぎる写真になります。シャッタースピードダイヤルを動かし、シャッタースピードを速くします。125にセットしているなら250、500..と動かすなどにしていきます。

 

 

*絞りについて(少し上級)

明るさは、露出計の針が赤いゾーンに入っていたり、赤いランプがつかなければ適正◎

 

慣れてきたら、絞りも視野に入れてシャッタースピードダイヤルを調整しましょう。

 

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写真では絞りはf4とf2.8の間くらい。

 

・絞り値が小さい(開放、F1.8、2など)

 

大きなボケ感を楽しめます。ボケ感を楽しむのは一眼レフでの楽しみでもあります(^-^)しかし、絞り値を小さくすればするほど、かなり厳しくピント合わせをする必要があります。ピント合わせにずれがあると、本来合わせたいものにピントが合わない写真になることがあります。



撮りたいイメージに合わせて調節♪


・絞り値が大きい(絞る、F8など)

 

ボケは少なくなりますが、広範囲にピントが合うようになります。
F5.6くらいの絞りから、全体の状況がわかりやすい写真になります。

 

 

5-6:ピント合わせ

ファインダーをのぞき、ピントリングを回し、ピントを合わせます。

 

 ↓写真

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ファインダーをのぞきながら、ピントリングを回す。写真では2mのところにピントがあっている。

 

ファインダーをのぞいて、真ん中にピントを合わせたいものを持ってきてよく見ます。

 

ピントを合わせるためには、ピントリングを動かして、分断された像を一致させます。

 

 

f:id:papiocamera:20200913100107p:plain

絵のように分断された像がピタッと合うようにピントを調整する。

 

上の絵のように分断されていることがわかりにくいときは、中央部付近がぼけている状態から、クリアに見える状態にピントを調整します。

 

 

5-7:構図を決めてシャッターを押す

ピントを合わせたら、撮りたい構図にセットしなおして(カメラと撮りたいものとの距離は変えない)、シャッターを切り、撮影しましょう。

 

f:id:papiocamera:20200919120411j:plain

シャッターを切る。カメラをしっかり固定して、ブラさないように気を付ける。


 

 

次の撮影も「巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ→シャッタースピードを設定→(露出計のスイッチを入れる)→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。(シャッターを押す以外は順番は変わっても大丈夫です。)」で撮影です。

 

 

5-8:撮影終了後

 

撮影を終えたら、シャッターレバーをAからLに切り替えておきます。

 シャッターがロックされます。

(電池の消耗を避けるためです)

 

5-9: ☆その他の撮影

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・露出補正

露出補正ボタンを押しながらシャッターを切ると、+1.5段分明るく撮影できます。

逆光下で人物を撮影するときなどに使います。

 

・露出読み取りスイッチ

露出読み取りスイッチを押すと、シャッター半押しの時と同様、露出計が作動します。

 

・絞り込みレバー

レンズのAUTOを解除し、マニュアルにすると使用できます。(説明は割愛させていただきます)

 

・セルフタイマー

 

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シャッターレバーをSにセットしてシャッターを切る

 

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ランプが赤く点灯します。数秒後にシャッターが切れます。

 

 

5:フィルムの巻き戻し・取り出し

フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)

 

フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、フィルムを巻き戻していきます。

 

(写真のカメラは別のカメラですが、巻き戻し方は同様です)

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カメラ底の巻き戻しボタンを押します


 

f:id:papiocamera:20200913101341j:plain

巻き戻しクランクを時計回りにくるくる回します。

 

 

巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。

 

 

f:id:papiocamera:20200913101410j:plain

裏蓋を開ける。



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フィルムを取り出す。カメラを傾けると取り出しやすいです。

 


フィルムを取り出し、その後しばらく撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。

 


また、半年くらいたってくると、電池が消耗されメーターの精度が悪くなってくるので、電池交換をしましょう。

 

 

 

最後に

 

この記事では、CANON AE-1 の使い方を紹介しました。

 

フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!

 

 

 

著者:papiocamera

情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>

 

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⁡〖 お店について 〗

2019年に、フィルムカメラ大好きな店主が、長年やりたかったフィルムカメラのお店をオープンしました。

現在は、オンラインストアフィルムカメラを販売しています。

「フィルムって楽しい」と思っていただけるよう、Instagramでの情報発信や、フィルムカメラの使い方BLOGなども作成しています。

 

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NIKON EMの使い方♪

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フィルムカメラ専門店パピオカメラです。

 

この記事では、

NIKON EMの基本的な使い方を紹介します。

フィルムカメラ初心者さん向けに、専門用語など少なめに説明しています。

 

NIKON EM」は、NIKONの一眼・フィルムカメラです。

通称リトルニコン

 

ニコンのカメラの中では珍しい、初心者や女性をターゲットにしたといわれています。

・小型軽量なボディで、操作もわかりやすいカメラです。

・見た目も武骨な感じではなく、かわいらしい感じです。女性でも持ちやすいと思います。

・人気の絞り優先AE機!絞りとピントを合わせれば、あとはシャッターを押すだけ!
絞りを自分で合わせられるので、一眼の醍醐味であるボケ感をコントロールできます!

 

 


NIKON EMの使い方♪

☆最初に☆

・フィルム装填や撮影で必ず行う動作

 

「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す」という動作です。「フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す⇒フィルムの巻き上げ⇒シャッターを押す…」の順で動作します。

 

この動作ができない時は、以下をためしてみてください。

フィルムの巻き上げができない!というときは、シャッターを押すと巻き上げができます。

逆にシャッターを押せない!というときは、巻き上げするとシャッターが押せます。

 

・フィルム装填前に、撮影の動作を試してみよう!

 

フィルムを入れる前に、撮影の動作をお試しできます。

 

「1:電池を入れる」から進み、「3:フィルムを入れる」を省略して、「5:撮影」に進んでください。

露出計はフィルムカウンターが1になってから動き始めます。


1:電池を入れる

 

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電池室はカメラの底から開けられます。




コインなどを溝にあててくるくるして、開けます

 

 

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SR44かLR44を二個使用します。

+と-の方向を間違えないように注意してください。

(上の写真では電池のプラスが上になっている状態です)

電池を入れて、電池室を閉じます。

 

 

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ランプの上の銀色のボタン(指で隠れていますが…)を押して、上の写真のようにランプが点灯していればOK!点灯しなかったら、電池を新しいものに変えます。

 

2:レンズを付ける

 

※すでについている場合は省略

 

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中のミラーなどは絶対に触らないでください。

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ボディとレンズの・の部分が合うようにはめる

 

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写真のように反時計回りにレンズを回して装着(装着出来たらレンズの・は写真のように真上にきます)

 

*レンズを外すときは…

 

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写真のように外します。

 

 

3:フィルムを入れる

 

35mmフィルムを入れます。

 

 

f:id:papiocamera:20200910144714j:plain

巻き戻しクランクを上に引っ張ると裏蓋が開きます。

 

f:id:papiocamera:20200910144750j:plain

パカーンと開きます

 

f:id:papiocamera:20200913134011j:plain

故障の原因となるので、シャッター幕部分は触れないように気を付けてください。

f:id:papiocamera:20200910144809j:plain

写真のように、パトローネ(フィルムが入った筒)を入れます。

 

f:id:papiocamera:20200910144839j:plain

巻き戻しクランクを元の位置に戻す。

f:id:papiocamera:20200910144858j:plain

フィルムの先端をスリット(巻取り軸の溝)に差し込む

 

f:id:papiocamera:20200910144941j:plain

フィルムの先端をスリットに刺す。

 

 

f:id:papiocamera:20200913135450j:plain

巻き上げレバーでフィルムを巻き上げる


 

巻き上げると、フィルムの先端が上の写真のように、巻取り軸に巻き込まれていきます。

 

フィルムの装填って難しそうですが、要は、巻取り軸にフィルムの先端がしっかり巻き込まれて、フィルムがちゃんと平行に送られていけばいいわけです♪

 

 

 

f:id:papiocamera:20200910145320j:plain

たわみが気になるようなら、巻き戻しクランクを時計回りに軽く回します。

 

 

f:id:papiocamera:20200910145412j:plain

裏蓋をしっかり閉じる。

 

f:id:papiocamera:20200910145509j:plain

シャッターを押す

※シャッターが押せない時は、巻き上げレバーを右にやさしく回しきってから押してください。

 

 

最初のフィルムは感光しているため、何度か「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」を繰り返してフィルムを送ります。

 

 

f:id:papiocamera:20200910145533j:plain

巻き上げレバーを引く

 

f:id:papiocamera:20200910145509j:plain

シャッターを押す
*装填ができているかの確認

上で説明した「巻き上げレバーを引く⇒シャッターを押す」の過程で左の巻き戻しクランクがくるくるまわれば、フィルムはちゃんと送られています。フィルムが装填できていれば、巻き上げレバーを引くたびに、この巻き戻しのクランクはくるくるまわります。

 

 

f:id:papiocamera:20200910145825j:plain

フィルムカウンターが1になった

 



 

 

4:感度をセットする

 

フィルムの感度は「ISO~」とフィルムに書いてある~の数字です。

 

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このフィルムはISO100

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感度調節ダイヤル(外側)を指で持ち上げたままくるくる回して、感度を合わせます。

上の写真はASA(ISO)100のところに合っています。

 

 

5:撮影

5-1: 撮影手順

オートにセット(5-2)後、

 

巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ(5-3)

→絞り合わせ(5-4)

→(露出計のスイッチを入れる)(5-5)

→ピント合わせ(5-6)

→シャッターを押す(5-7)の順です。

 

(オートにセットとシャッターを押す以外は順番は変わっても大丈夫です。)

 

5-2:AUTO(絞り優先AE)

AUTOに設定すれば、絞りを設定すれば、カメラが自動でシャッタースピードを合わせてくれます。

 

 

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AUTOに設定

 

5-3:巻き上げ

f:id:papiocamera:20200910165803j:plain

巻き上げレバーを右に行ききるまで動かす



巻きあがらない時は、すでに巻き上がっているかもしれませんので、絞り合わせ→ピント合わせ→シャッターを押すをしてみます。

 

 

5-4:絞り合わせ

 

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絞り環を回して絞りを合わせる

 

絞りを変えると、ボケ感をコントロールできます。

絞り値が小さくなるほどピントが合う部分が小さくなり、その分ボケ感は大きくなります。

 

逆になるべく全体にピントを合わせたい(写ルンですのように)場合は、絞り値を大きくしていきます。

 

迷ったら、とりあえず、f5.6か8くらいにしてみます。

 

5-5:露出計のスイッチを入れる

 

ファインダーをのぞき、シャッターを優しく半押しします(ぐっと押し込まない程度)

すると、露出計が作動します。

 

※スクリーン真ん中の明かりをはかります。

 

 ※露出計はフィルムカウンターが1にならないと作動しません。

※シャッターを軽く押した後しばらくたつと、露出計のスイッチが切れます。その場合は、また、シャッターを軽く押しなおしてください。

 

f:id:papiocamera:20200910170516j:plain

左に露出計。セットされている絞りを選択したときのシャッタースピードが表示されています。写真では1/4秒くらい。

 

*「手振れしそう、明かりが不適切」などの時は、警告音が鳴ります。

シャッタースピードって?という方でも、警告音で、この設定ではうまく写らなそうだ。と判断できます。

 

 手振れ警告で鳴る場合が多いかと思います。

 

音が鳴った時は、絞りを動かして(どう動かすかは下を参考にして下さい)、また、シャッターを半押ししてみてください。

 

・露出計の下の赤いゾーンに針があった場合

暗い写真になってしまいます。絞りの値を小さく(f5.6なら4、2.8と動かすなど)していきます。

 

・露出計の1-30の赤い数字のところに針があった場合

写真の明るさは適切ですが、ぶれやすくなります絞りの値を小さく(f5.6なら4、2.8と動かすなど)していきます。。そのままの設定で撮影したい場合は、カメラをしっかりと固定して、ぶれに注意してください。またはわざとぶれた写真にしたい場合は、そのままでOKです☆

 

・露出計の上の赤いゾーンに針があった場合
明るすぎる写真になります。絞りの値を大きく(f5.6なら8、11と動かすなど)していきます。

 

 

5-6:ピント合わせ

ファインダーをのぞき、ピントリングを回し、ピントを合わせます。

 

 

f:id:papiocamera:20200913100009j:plain

ファインダーをのぞきながら、ピントリングを回す。写真では∞(遠景)ピントがあっている。

 

ファインダーをのぞいて、真ん中にピントを合わせたいものを持ってきてよく見ます。

 

ピントを合わせるためには、ピントリングを動かして、分断された像を一致させます。

 

 

f:id:papiocamera:20200913100107p:plain

絵のように分断された像がピタッと合うようにピントを調整する。

 

上の絵のように分断されていることがわかりにくいときは、中央部付近がぼけている状態から、クリアに見える状態にピントを調整します。

 

 

5-7:構図を決めてシャッターを押す

ピントを合わせたら、撮りたい構図にセットしなおして(カメラと撮りたいものとの距離は変えない)、シャッターを切り、撮影しましょう。

 

f:id:papiocamera:20200910145509j:plain

シャッターを切る。カメラをしっかり固定して、ブラさないように気を付ける。

 

 

次の撮影も「巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ→絞り合わせ→(露出計のスイッチを入れる)→ピント合わせ→シャッターを押すの順です。(シャッターを押す以外は順番は変わっても大丈夫です。)」で撮影です。

 

 

5-8:撮影終了後

 

撮影を終えたら、電池の消耗を防ぐために、シャッターレバーをオートからバルブかM90に切り替えておきます。

 

f:id:papiocamera:20200913132849j:plain

 

5-9: ☆その他の撮影

f:id:papiocamera:20200913132003j:plain

・セルフタイマー

セルフタイマーレバーを矢印の方向に倒してシャッターを切ると、数秒後にシャッターが切れます。

 

・露出補正

露出補正ボタンを押しながら撮影すると、+二段分明るく撮影できます。

逆光下で人物を撮影するときなどに使います。

 

f:id:papiocamera:20200913132849j:plain

シャッターレバー

 

・バルブ

シャッターレバーをバルブにセットしてシャッターを押すと、シャッターを押している間は、光がカメラ内に入ってきます。(シャッター幕が開いたままとなっています)

夜景の撮影などの時に使います。

 

・M90

1/90秒でシャッターが切れます。1/90秒固定ですが、電池残量がないときでもシャッターをきることができます。(お持ちのカメラの個体によって、誤差はあるかもしれません。

 

5:フィルムの巻き戻し・取り出し

フィルムをすべて撮影し終えると、巻き上げレバーが動かなくなります。
(この時無理やり巻き上げると故障の原因になるので注意)

フィルムカウンターでフィルムの枚数前後になっていれば、フィルムが終了しているので、
フィルムを巻き戻していきます。

 

f:id:papiocamera:20200913101314j:plain

カメラ底の巻き戻しボタンを押します


 

f:id:papiocamera:20200913101341j:plain

巻き戻しクランクを時計回りにくるくる回します。

 

 

巻き戻しの感覚・手ごたえを確かめながら…
回し続けるといきなり軽くなります。これが、巻き戻し終了の合図です。

 

 

f:id:papiocamera:20200913101410j:plain

裏蓋を開ける。



f:id:papiocamera:20200913101429j:plain

フィルムを取り出す。カメラを傾けると取り出しやすいです。

 


フィルムを取り出し、その後しばらく撮影しない場合、カメラを長持ちさせるため、電池は抜いておきましょう。
また、半年くらいたってくると、電池が消耗されメーターの精度が悪くなってくるので、電池交換をしましょう。

 

 

 

最後に

 

この記事では、NIKON EM の使い方を紹介しました。

 

フィルムカメラライフのお役に立てれば幸いです!

 

 

 

著者:papiocamera

情報は細心の注意を払って記載していますが、記載ミスがございましたら申し訳ございません。記載情報に万が一誤りがあれば教えていただけると助かります<m(__)m>

 

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